世界の中心でLを叫ぶ・If
EPISODE 9:12月5日

  夜神が竜崎の死を告げた後、真っ先に部屋を飛び出してカードキーがなければ入れない配線室に入ってノートを拾う月、部屋を出る時の歪んだ笑み。竜崎の葬儀 前日のミサと交わした『Lを殺す、ヨツバを殺す』内容の会話。竜崎の葬儀の時に松田から秋乃の名前を聞く月、その日の夜にノートに秋野祥子と言う偽名を書 いてほくそ笑む月。更に、再び月を疑い始めた刑事達が松田の携帯を使って月の行動を試している様子まで映っていた。
 こめかみを汗が流れた。
 何故だ、何故だ、何故だ。監視カメラは機能していなかったはずなのに、どうしてこんな映像があるんだ。どこで僕とミサの会話を傍受したんだ。
 モニタから全く目を離せない。
 再度Lが映る。

『さて…ここで我々の捜査に大きな進展がありました。今年1月から行方不明になっていた南空ナオミが遺体で発見されたのです。これが彼女の遺品です』

 デスクの上に並べられた南空ナオミの遺品を映すためにカメラが少し引くと、Lの後ろに立つ4人の男女が画面に入った。アイバー、ウエディ、竜崎お抱えのパティシエの女、そして見覚えのない長髪の男。
 夜神がハッと息を飲む気配があった。その様子に月の神経は過敏に反応する。

「父さん…あの一番右に立ってる人を知ってるの?」
「あ…ああ…知っていると言うか、一度会ったことがあるんだ」
「いつ?」
「む…」

 言っていいものかどうか夜神は迷ったが、もう今さら隠すこともないだろうと口を開いた。

「彼は…竜崎が搬送されたK病院の院長だ……」
「竜崎を看取ったっていう?」
「そうだ」
「…………」

 もう一度良く見ると、K病院の院長だというその男は隣に立つパティシエの女と良く似た面差しをしていた。月と粧裕のように。兄妹のように…。
 キラ事件が起きる前から竜崎と親交のあった女。その女の血縁らしい『竜崎を看取った』院長。ヨツバとつながりの強いアイバーとどんなセキュリティも破る ウエディ。彼らをうまく使えば、ワタリがいなくてもL独自のネットワークを動かして捜査を続けることはできたかもしれない。
 そして南空ナオミ。
 今年の一月警察庁で奇跡のように出会い、闇に葬った女。どのようにして自らの命を絶ったかは分からないが、遺体が見つかるのはまずあり得ないと思っていたのに、このタイミングでよりによってLに見つかるとは…。
 愛する者を奪われ、自らも命を奪われた女の執念か、それとも切ないまでの願いか。
 ブラフだと思っていた包囲網。いくらでもあると思っていた逃げ道が一つ一つ塞がれて行くのを月ははっきりと感じた。じわじわと足元から背中にかけて寒気が登って来る。
 デスクの上には、財布、携帯、化粧品、手帳、アメリカの運転免許証、ペンバーと一緒に映っている写真、そして新聞記事の切り抜きが並んでいる。
 Lは新聞の切り抜きを摘まみ上げて、記事の内容が見えるようにカメラに映した。

『まず、私達はこの新聞記事に注目しました。キラに婚約者を殺された南空ナオミが持っていたと言うことは、彼女はこれらの事件がキラのFBI殺しに何らか の関係があると考えて、自分なりに捜査をしていたと推測できるからです。…コンビニ強盗とバスジャック、この二つの事件はキラが刑務所内の犯罪者を使って テストをした日とFBIが殺された日の間に起きています。しかもどちらの事件も犯人は死亡している。これらの事件もキラがFBIを殺すための布石だったと 考えるのが自然でしょう。それを前提に調べた結果…』

 竜崎は思わせぶりに言葉を切った。
 月は短く息を吐いた。痛いほど膝を掴んだ手はじっとりと汗をかいている。
 不気味に静まり返ったメインルーム。父も刑事達もミサも、厳しい顔で黙り込んだまま一言も口を利かないのが逆に無気味だった。
 永遠にも思われる間の後、竜崎はゆっくりと言葉を紡いだ。

『夜神君とレイ・ペンバー、そして南空ナオミの接点が見つかりました。関係者の証言と警察庁の監視カメラの映像です、御覧下さい』

 画面が暗転し最初に映ったのは人のよさそうな中年の男だった。画面には映っていない誰か…声からして竜崎でもアイバーでもない、恐らく竜崎を看取ったと院長とか言う男だろう…が、質問をし男が答えると言う構成になっていた。

『まずあなたの職業を教えて下さい』
『シャトル交通のバス運転手です』
『去年の12月20日、麻薬中毒の指名手配犯にジャックされたバスに乗務されていましたね』
『はい、そうです』
『ではこの写真に映っている人物に見覚えはありますか』

 運転手はペンバーとナオミが映っている写真を受け取り、頷いた。

『ええ、あります。男の人の方はジャックされたバスに乗っていました。一人で乗っていましたし、犯人を押さえようとしていましたから覚えています。女性 は、それから一週間くらいして『この人に見覚えはあるか』と私の所を訪ねてきましたよ。とてもきれいでしたが幸薄そうな人だなぁと思ったのを覚えていま す』
『その時の乗客は七人ですが、事件の後警察が到着した時に聴取を受けたのは四人と言う記録になっています。現場から立ち去った三人のうち一人はその男性でしょうが、残りの二人のことを覚えていますか』
『ううーん…高校生くらいのカップルがいなくなっていたような気がしますが、正確なことは…』

 次に画面に映った人物を見て月は驚愕に目を見開いた。
 …ユリだ。
 一瞬目の前が真っ暗になった。

『ユリさんは、高校時代に夜神月くんとお付き合いしていたそうですね』
『…はい…付き合うって言っても12月から3月くらいまでで…別々の大学に通うようになってからは自然消滅みたいになってますけど…』
『交際が始まったのはいつですか?』
『初めてデートに誘われたのは去年のクリスマスになる前です。朝、まだ寝てるところに月から電話がかかって来て、『受験勉強の息抜きにスペースランドに行かない?』って。まさかそこでバスジャックに巻き込まれるなんて思ってなかったけど…』
『…ではこの写真の男性に見覚えはありますか?』
『はい、あります。私達の後ろの席に座っていて、バスジャック犯が来た時に私達に話し掛けて来たから』
『彼は何故話し掛けて来たんです?』
『月が私にメモを見せて…『僕があの犯人を取り押さえる、警察官の父からやり方は聞いている』みたいな内容だったと思います…そうしたら、その人が『それは危ない、いざとなったら私がやる』だったか、そういうことを』
『その申し出に対して夜神君はすんなりとお任せしますと言いましたか?』
『いえ、月は『あなたが犯人の共犯ではないという証拠はありますか』と聞きました。共犯者が後ろから見張っていると言うのも良くあることだって…』
『それに対してその人は証拠を出しましたか?』
『はい、免許証みたいのを月に見せてました。私はちらっとしか見てなかったけど、FBIとかって文字が見えました』

 どうして彼女の口を封じておかなかったのかと悔やむ月にはお構い無しに映像は流れる。
 次に映されたのは警察庁の監視カメラの映像だった。画面下の日付けは『2004年1月1日』。そこにははっきりと、受付で係員と押し問答する南空ナオミと彼女に声をかける月、そして何か話をした後一緒に警察を出て行く二人の姿が映っていた。
 続いて映った当時の受付担当者達は、南空ナオミが本部の人間に会わせろと食い下がっていたこと、夜神の着替えを届けに月が来たこと、夜神に取次いであげると言って月がナオミを連れて行ったこと、そして月が『Lを出し抜く』と言ったことまではっきりと証言していた。
 月の逃げられる道がまた一つ、消えた。
 南空ナオミ関係の証言が終わった後、画面に現れたLは大量の書類と新聞を持っていた。

『キラ事件捜査と平行して、死刑制度がある国五カ国で承認を頂いた上で我々は死刑囚を使っての殺人ノートの検証を行いました。二人一組となり、『名前を書 く・時間指定をして名前を書く・脱獄後コンビニ強盗に失敗して事故死・脱獄後乗り物ジャックに失敗して事故死』の四つのパターンで試したところ、全ての ケースで名前を書かれた死刑囚はその通りの行動を取り死亡しました。後でじっくり見てもらいますが、これらは各国の検証に関する書類、及びコンビニ強盗と 乗り物ジャックの事件を扱った新聞記事です。そして名前を書いた側の死刑囚20人は、ノートに名前を書いた後2週間たっても生きていました。火口から押収 したノートの裏表紙に書かれていたルールが嘘だと言うことは既にミサさんから聞きましたが、これではっきり嘘だと証明されました。故に夜神君・ミサさんの 潔白はこれで覆ったと言えます』

 Lがカメラに映した英語の新聞には『脱獄犯、バスジャックを試みるが失敗し事故死』という記事が掲載されていた。他の新聞にも同じような記事が載っているのだろう。
 続いて流れた映像は、変装してアパートを出た後、郊外の山林でノートを掘り返しページを切り取るミサの姿だった。
 画面の中のLは淡々と語る。

『ミサさんが掘り起こしたノート、念のために検証しましたがやはり殺人ノートでした。そしてこのノートには、第二のキラがさくらTVにビデオを送った際に 殺された芸能人やアナウンサー、宇生田さん、二人の警官の名前も書かれていました。火口から押収したノートからは火口自身の指紋と確保時に触った我々の指 紋しか出ませんでしたが、このノートからはミサさんの他夜神君の指紋も検出されました。それと、ノートに挟まっていたこの手紙…夜神君にはキラとしての自 覚があったと言う裏付けになります。もちろんこの手紙からも夜神君の指紋が出ました。ノートの文字と手紙の文字、それぞれ筆跡鑑定を行った結果、夜神君と ミサさんの文字であると断定されました』

 場を包む空気は重苦しい。
 月の父である総一郎はともかく、他の三人の刑事達がこの期に及んでもまだ月とミサの潔白を信じているとは到底思えなかった。
 これらの映像は作り物だと主張しても、自分はキラに操られていただけの被害者だと訴えても、あのLが揃えた証拠を覆すことは出来ないだろう。
 …月の中で最後の覚悟が固まりつつあった。
 選べる道は、一つ。




 …松田は不安げな表情で月を見ていた。
 ディスクを見始めた直後は真っ青になって震えていた月が、今は開き直りにも見える顔で静かに画面を見ている。
 Lは何を考えているのだろう、目を持ったミサとノートを持った月を拘束もせずこんなものを見せるなんて。
 ディスクは終わった。
 刑事達の視線が月とミサに集まる中、夜神は震える声を押し出した。

「月…Lが見せた映像は本物なのか。お前がキラだったのか。自分はキラだと言う自覚があったのか」
「何を言ってるんだ父さん」

 月は無気味に整った貌を上げた。なんのためらいも迷いもなくまっすぐに父を見て言葉を続ける。

「僕がキラなんてありえない、それは父さんが一番良く分かってることだろう?確かにLが僕とミサを疑うのは仕方がない、だけどこのやり方は許せない。偽の映像を造って、ミサを脅して、自分の推理した通りの結果に持って行こうとするやり方は」
「……………」
「月君…じゃああれは全部、君をキラに仕立て上げるためのLの策略だと?」
「はっきりそうだとは言いたくないけど…Lは僕をキラだと思ってる、ワタリを殺し、自分を殺そうとしたのは僕だと思い込んでる、だからこんな手を使ってまで…」

 月の苦悩の表情は完璧で、態度は不自然なほど落ち着いていた。
 その言葉を信じよう、信じたいと思う者はもはや夜神しかいないことは分かっている。だから選べる道は一つしかない。月はためらいなく最後の道に足を踏み入れた。

「ミサ」
「はい?」
「Lは何と言って君を脅したんだ?」
「え…?」
「自分がキラだと認めないと、この映像を全世界に発表してお前と夜神月を社会から抹殺するぞ、とでも言ったんじゃないか?」
「…………」
「そうか、刑事の父さん達がいる前じゃ言いにくいよな。…ちょっと、ミサと二人きりにさせて下さい。構わないでしょう?ここで皆さんが死んだりしたら、僕がキラだと白状するようなものなんだから」

 刑事達は複雑な顔を見合わせたが、最初にミサが『ディスクが終わったら月が部屋から出ても構わないとLが言っていた』と話していたし、Lは既に対策を考えてあるのだろうと頷いた。

 

 月は自室にミサを入れると椅子に腰を降ろして机の引き出しからノートを取り出した。
 その様子に戸惑うミサにはお構い無しに月はノートを開く。

「ミサ、あのディスクに映っていた連中の名前と、父の部下の名前を教えてくれ。あれだけ長い時間見ていたんだ、まさか忘れたなんてことはないだろう」
「え…?どういうこと、ライト?」
「正直Lがあそこまで証拠を掴んでいるとは全く考えていなかった…生きていたことすら想定外だったしな…。こんな状況になってしまった今、もう甘いことは 言っていられない。Lとその仲間、父を含めた刑事達も全員殺す。もちろんヨツバの生き残りも…。事故死を使えば誰もキラの仕業とは疑わない、悪のない理想 の新世界を造るにはもうこの手しか残っていないんだ」
「…………」

 月の目は明らかに正気を失っていた。
 あのLが『目を持ったミサ』と『ノートを持った月』を二人きりにするはずがないことも、月は監視されていると言うミサの言葉も、ミサにリュークが憑いていない不自然さも、追い詰められた月の頭には残っていないのだ。
 月は異様な光を飲んだ目をミサに向けた。

「さぁミサ。誰からでもいい、名前を」
「だ…ダメだよライト……」
「ダメ?何がダメだ。理想の新世界の為だ、馬鹿な人間を少し減らすくらい……」
「そうじゃないの。ミサ、もうノートの所有権を手放したから、死神の目もなくなったし…」
「嘘を言うな、今でもミサはノートや目のことを覚えてるじゃないか」
「覚えてるというか…所有権を手放す前にLに知ってることを全部話して、所有権を手放した後に自分がしゃべった映像を見て知ってるってだけで、ミサは知識はあるけど記憶はないの、それにLは」
「……この馬鹿女!!!」

 積もり積もったミサへの苛々が爆発し、月は考えるより先に彼女を手加減無しで殴っていた。
 床に倒れたミサが、どうして殴られるのか分からないと言う目で見ているのがますます神経を逆なでし、月は押さえ切れずに感情を爆発させた。

「何をやってるんだ、どうして所有権を放棄したんだ!お前の価値は死神の目にしかないのに!」
「ミサの…価値……」
「あの鬱陶しいレムがいい働きをして死んだから、お情けで馬鹿なお前をそばに置いてやってたって言うのに、その恩を仇で返すような真似をして…どこまで新世界の神の足を引っ張れば気が済むんだ、この馬鹿が!」
「ライト…………」
「…そうだ…使えないお前にも一つだけ使い道があった…」

 不意に月は冷静な顔になり、椅子に戻った。
 さっき放り投げたペンをとって真剣にノートに向かう。

「自殺するんだ。『Lに脅されて嘘の証言を強要されました』と遺書を遺して、死をもって無実を主張するんだ。これなら世間の同情がミサに集まるし、Lへの 抗議も高まる。Lはもう僕を疑うことは出来ないはず…。………さぁミサ、今すぐ遺書を遺して自殺するんだ。できるだけ人目の多い、目立つ場所でだぞ」

 ノートにミサの死の状況を書き終えた月はミサがノートの通りに動くのを待っていたが、彼女は床にへたり込んだまま動かない。ただ、赤く腫れた頬を押さえて魂の抜けたような顔で月を見上げている。

「…どうしたミサ、早く行動しろ!」
「そこまでです、夜神君」

 静かな、そして聞き覚えのある声がした。
 月は弾かれたように声の主を見た。
 Lが、あの飄々とした雰囲気を漂わせて部屋の入り口にいる。その後ろにはアイバーとウエディ、パティシエの女、K病院の院長、父、そして刑事達が控えていた。
 凄まじい形相で睨み付ける月の視線をさらりと流し、竜崎は床に座り込んでいるミサに大丈夫ですか?と声をかけた。放心状態のミサが頷くのを見て竜崎は視線を月に戻した。

「夜神君ともあろう人が相当精神的に追い詰められていたようですね」
「何…?」
「最初にミサさんが言ったでしょう?『Lは全てを見ていた』と。今の夜神君の行動も言動も、全て記録されているんですよ」
「……………」
「それに、夜神君ならわざわざ言う必要はないだろうと思って黙っていましたが、皆さんにお見せした証拠品やミサさんの自白はすでにICPOに加盟している 各国警察に送り、『これだけの証拠があれば夜神月・弥海砂をキラと断定して差し支えない』との見解をほとんどの国から既に得ています。今更我々を殺したと ころで、夜神君は世界中の警察から追われるだけですよ」
「……………」
「他にも、私がミサさんに『目』を持たせたまま素顔を晒すはずがないとか、夜神君が殺人ノートを持っているのを知りながら何も対策をしないはずはないとか、その辺もとっくに気付いていると思っていたのですが…」
「……………」

 …Lの背後に巨大な影が立った。
 真っ黒な、死の神。
 リュークはククッと笑った。
 驚愕に目を見開く月に、Lは当然のように言う。

「ああ、リュークは今私に憑いています。ミサさんが所有権を放棄したノートの次の所有者は私ですからね。ノートを持った人間にはある程度ノートのルールを説明する義務が死神にはあるそうで、色々と教えて頂きました」
「リューク、お前…僕を…」
「『裏切るのか』なんて寝言はご免だぜ、ライト?最初に言ったろ、俺はキラの味方でもLの味方でもない。面白ければそれでいい。より面白いものが見れそうな方に俺は憑く」

 月の頭からゆっくりと全身の血液が降りて行く。
 Lは表情を全く変えないままビニール袋に入ったノートを目の高さに掲げてみせた。
 言われるまでもない、レムの遺骸から拾い上げて月が使っていたノートだ。

「このノートは夜神君がディスクを見ている間にウエディが回収してくれました。これから鑑識に回し、指紋や筆跡を調べさせて頂きます。調べるまでもないとは思いますが、証拠は多いに越したことはありませんからね。もちろん火口から押収したノートも私が預かりました」
「……………」

 …負けた。
 僕は、負けたんだ。
 遅かれ早かれ手に入ると思った理想の新世界は、もう手が届かない場所に行ってしまった。
 堕ちた神の行く先は、地獄だ。
 月はがくりと肩を落とした。

「メインルームに戻りましょう。夜神君には聞きたいことがあります」

 竜崎は月の返事を聞かずに踵を返した。
 刑事達とLの仲間に囲まれるようにして月も後に続いた。


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