THE DARKNESS
FINAL EPISODE EX:西暦2032年??月??日  国立超能力研究所


 クリスがケーキにナイフを入れて切り分け始めた時、着信を光で知らせるタイプの内線電話が光り出した。
 悪い意味で絶妙のタイミングでかかって来たので、皆『空気読めよ』と言いたげな顔で無視している。なんだか気の毒になった本日の主役マイトが電話をとった。モニター画面に受付担当職員の困惑顔が映った。

「お待たせしました、所長室です」
『あの…お忙しいところ申し訳ありません。所長に面会したいと言って、昔の仕事仲間を名乗る方がお二人来ていまして…』
「昔の仕事仲間?」

 マイトは首を傾げて両親を振り返った。
 ブラドもクリスも不思議そうな顔だ。一口に『昔の仲間』と言っても数が多過ぎ、心当たりも多すぎる。
 刹那が眉根を寄せた。

「ブラドお前、アポも無しにいきなり来た『自称・昔の仕事仲間』とホイホイ会ってるのか?」
「そんなことしないよ、基本アポなし訪問は断ってるし…」
「断らずに取次いだって事は何か特別な事情でもあるのかしら」
「その方々はお名前を名乗っていないのですか?」

 栞のもっともな指摘にマイトは電話に向き直った。

「その人達、名前を名乗りましたか?…え?ガデスとエミリオ?」
「!!」

 ブラドと刹那が顔を強張らせて立ち上がった。
 20年前、崩れ行く新生ノアに消えて行った二人の顔は今もはっきり覚えている。
 ブラドがマイトから受話器を受け取った。

「その二人の顔、映せる?」
『あ…はい』

 少しの間があって『自称・昔の仕事仲間』がモニターに映った。
 刹那とブラドは眼を見開き、息を飲み、そしてものも言わずに部屋を飛び出した。

 

 エレベーターを使うのももどかしく二人は文字通り階段を飛び下り、入り口ホールへ走った。
 そこで待っていた二人の人物。
 片方は面白そうに周囲を見回し、もう一人はつまらなそうな顔をして。
 その姿には確かに20年の時が刻まれているが、しかし間違いない。
 走り寄る二人の姿を見つけて客人の片方は子供のように手を振り、もう片方はつまらなそうな顔を更につまらなそうな顔にした。
 その反応すら懐かしい。
 …刹那は走りよった勢いのまま、手加減無しの拳を大男に叩き込んだ。叩き込もうとした。
 右ストレートは大男の片手で難無く止められていた。その馬鹿でかい手の向こうに見える、懐かしい仲間の顔を刹那は食い入るように睨み付けた。

「ガデス、貴様…この20年、一体どこで何をしていた!?」
「おいおい将軍様よ、久々の再会の挨拶が右ストレートとはあんまりじゃねぇか?」
「黙れ!」
「ガデス、エミリオ…無事だったんだね。良かった…本当に、良かった…。ずっと会いたかったんだよ、どうして今まで会いに来てくれなかったの?」
「中途半端な時期に顔を出したら面倒な事になるかなぁって思ってさ」
「うっかり顔出したばっかりに『ちょうどいい、一緒にサイキッカーの理想郷を造る為に身を粉にして働け』とか言われても嫌だしよー」
「貴様らは…全く変わってないな」

 刹那は二人を見ながら吐き捨てた。
 ガデスは多少顔に皺が増えたような気もするが、その体に衰えは見えず相変わらずの髪型に服装だ。一方のエミリオはダークカラーのスーツに身を包み、20 年前よりは長くなった髪を首の後ろでひとつにまとめている。キルステンブランドのアクセサリーを幾つか身に付けたその姿は一歩間違えばホストである。流石 に羽を見えなくする事はできるようになったらしい。
 刹那の言葉にエミリオがピクッと顔を引きつらせた。

「刹那さぁ、それって皮肉?つかなんで二人とも20年前と同じ外見なのさ。歳とってないの?」
「どうやらそうみたい」
「そうみたいって…」
「それ以前に聞く事があるだろーがエミリオよ。司令官の旦那がサイキッカーハンターの坊主に殺されたとか、刹那が新設された軍の総司令官になったとか、それから影高野の…」

 ガデスが疑問を羅列していた時、刹那とブラドの背後から誰かが走って来る足音がした。

「父様、覚悟ーーーっ!!」
「………」

 背後から殴り掛かって来た愛娘を、刹那は振り向く事なく簡単にかわして、殴り掛かったその腕をあっさりと捕まえた。
 呆気無く対処された神那は真剣な顔で父を見上げた。

「くっ…話をしている最中に後ろから攻撃されても平気なんて…。流石ね、父様」
「なぁブラド、どこから突っ込んだもんだろうな。ドタドタ足音を立てて来るな、か?盛大なかけ声をかけて殴りに来るな、か?」
「人が話してるところを邪魔しちゃ駄目、じゃない?」
「何よー、マイトの誕生日パーティー中に何も言わずに飛び出して行ったブラドさんには言われたくないわ!」
「う…それを言われると困るなぁ」

 神那の鋭い突っ込みにブラドが苦笑した。
 ガデスとエミリオは、話の最中に乱入して来た神那に複雑な眼を遣った。刹那を『父様』と呼んだと言う事はこの少女は彼の子供と言う訳で、しかしその性格はともかく顔立ちは見覚えのある少女によく似ている。
 刹那は、掴んでいた神那の手を離してポンと頭に手を置いた。

「話の腰をへし折って悪いが、先にこいつを紹介させてくれ。でないとうるさくてまともに話もできんからな。…もう分かってると思うが、俺と栞の子供だ」
「ふーん…まさかとは思ってたけど、刹那は神妃と一緒になったんだ」
「影高野が復興したって聞いて、観光がてら大人になったお姫さんに会いに行ったら『栞様は随分前に異国に嫁がれました』って坊さん達に言われてよー。ひょっとしてとは思ってたんだが…ま、何にしてもおめでとさん」
「初めまして!私、神那って言います。将来は特殊部隊に入る事がほぼ決まっている炎のサイキッカーよ。新軍のサイキッカーとの模擬戦は父様が許してくれな くてつまらないと思っていたの。オジサン達の話は良く聞いていたわ、父様やブラドさんにも引けを取らない強さなんでしょう?ぜひ一度お手合わせ願いたい わ!」
「…オジサン?」

 エミリオがあからさまに嫌な顔になったが、20年前と変わらぬ若い姿のブラドと刹那を見て、眼を輝かせる神那を見て、文句は言わずに口を噤んだ。
 刹那は軽く娘の頭を小突いた。

「見ての通りのお転婆でな、手を焼いてる」
「外見じゃなくて中身が神妃に似れば良かったのにねぇ」
「後何年かしたら親父と同じように『お前は口さえ開かなければ』って言われるんだろうな」
「…父様、このオジサン達殴っていい?」
「一発ずつにしておけよ。本気で闘るならちゃんとした場所で結界を張ってからだ」
「その前にマイトの誕生日パーティーを終わらせてね?」
「はぁい」
「ちょ、お前ら…」
「変わってねぇな、お前もブラドも」

 ガデスは眼を眇めて面白そうに笑い、ところで…と続けた。

「さっきから『マイト』って名前が出て来てるが、ひょっとして例のハンター様か?」
「いや、あいつは20年前に司令官に倒された。それに絡んで色々あるんだがそれは後からゆっくり話す」
「じゃあその『マイト』って誰なのさ」
「父さん、刹那さーん」
「…あ、噂をすれば」

 ブラドが振り向いた。
 永久の手を引いてマイトがやってくる。
 サイキッカーハンターにそっくりな風貌の少年と、刹那のミニチュアの様な男の子の出現に、ガデスとエミリオはまた眼を丸くした。
 神那はぐっと胸をはって手を腰に当てた。

「マイト、おっそーい!」
「永久君が一緒だったんだから仕方ないじゃないか!そっちこそ弟ほったらかすのいい加減やめたらどうなんだよ」
「…マイト。いつも話してたよね。この二人が僕と刹那の昔からの仲間、ガデスとエミリオだよ」
「あ…初めまして、僕、マイト・キルステンといいます。お二人の話は父から伺っていました。お会いできて嬉しいです」
「何か、僕らが知ってる『マイト』と全然キャラ違うから不思議な感じだな」
「まー何にせよブラドも幸せそうで何よりだ。…で、そこのミニチュア刹那は…」

 ガデスに眼を向けられた永久がびくりとしてマイトの後ろに隠れた。
 微妙にヘコんだ顔をしたガデスに一瞥をくれて刹那は息子を抱え上げた。
 おどおどとガデスとエミリオを見る永久に、ブラドがにっこりと微笑んでみせた。

「永久君、この人は僕やお父さんの友達なんだよ」
「ともだち?」
「おうボーズ、名前は何ていうんだ?」
「…とわ」
「とわ?…ああ、刹那の逆で永久か」
「どうにも人見知りが激しくてな。神那とは逆の意味で色々と気掛かりなんだが…。まぁこんなところでいつまでも立ち話もなんだからな、ちょうどマイトの誕生日パーティーをしていたんだ。勿論参加するよな?」
「選択の余地無しかよ。…ま、いいけどさ」
「うー…そうと知ってたら何か用意して来たんだがなぁ…」
「君達が無事な姿を見せてくれたのが一番の贈り物だよ。子供達だって噂の二人に会えて喜んでるんだし、気にしないで」

 ブラドの言葉に刹那も子供達も笑顔で頷いた。
 その反応に二人も笑みを浮かべた。
 20年の時を経ても変わらぬ距離感がどうしようもなく嬉しかった。

 

 

 クリスと栞は、パーティー会場の研究室で皆を待っていた。
 懐かしい仲間の『帰還』に二人は顔を綻ばせた。

「ガデス、エミリオ!無事だったのね、良かったわ。それにしてもどうして20年も顔を出してくれなかったの?結婚式くらいは来て欲しかったのに」
「御無沙汰しております、ガデス殿、エミリオ殿。必ず御無事でおられると信じておりました」
「おー、クリスも全然変わってねぇな。でもってお姫さんは予想の更に上を行くいい女になってんなぁ」
「なんか刹那もブラドさんもクリスも変わってないから、あれから20年もたったなんて実感が全然湧かないな」
「それは僕達もだよ。子供達が成長するから時が流れてる事が分かるけど、何だか時の流れから切り離されたみたいな気もするし」
「実際、ウォン司令官の力で切り離されたんじゃないかと俺は思うがな」
「そーいやウォンの旦那はどうしたんだ?ハンターの坊主に殺られたって公式発表は嘘なんだよな?」

 ガデスの言葉にブラドと刹那の顔が曇った。
 二人は視線を合わせ、ブラドは俯き、刹那はガデスを見た。

「ああ、嘘だ。しかし司令官が死んだのは事実だ」
「マジでか?」
「あのウォンが?本当に?」
「間違いない。俺達が殺して、俺達が死を確認して、俺達が葬儀もしたんだからな。何なら確認するか?その扉の奥に司令官の遺体が安置されているぞ」
「………はっ?」
「おいおい、俺達が抜けた後に一体何があったんだ?」
「色々あったんだよ…本当に、色々ね。とにかく今はマイトの誕生日を一緒に祝ってよ。詳しい事は後でゆっくり話すから」

 ブラドの提案に意義のないガデスとエミリオは昔仲間の息子の誕生日を祝いつつ、離れていた20年間の時を埋めるように思い出話に花を咲かせた。

 

 

 

 …その夜。
 ブラドと刹那はガデスとエミリオをブラドの私室に招き、酒を酌み交わしながら『ノア崩壊のその後』を話した。
 長い話を聞き終わったガデスはガリガリと頭を掻いた。

「そんな波乱万丈があったとはなぁ…」
「ブラドさんだけでなく刹那までそんながんばっちゃってるとは思わなかったよ」
「色んな奴が俺に何かを頼んでは死んでいったから、そいつらの願いを叶えないと呪われそうな気がしてな」
「そうやって片っ端から頼みごとを引き受けてるうちに新軍総司令官なんていう軍事のトップになっちゃったね」
「なっちゃったねって、お前がゴリ押ししたからだろうが」
「ってーことは、ノアの連中がされてたようなサイキッカーの研究はこの国ではもうやってねぇのか?」
「僕達の把握している限りではしてないよ。見つけたら即座に潰してるし」
「ケロッとした顔でサラッと恐い事言うとこも全然変わってないね、ブラドさんは」

 エミリオが眼を眇めて笑った。
 仲間達の姿も性格も距離感も何もかも20年前と同じ。変わったところはたったひとつ、社会的地位だ。
 あの頃はブラドも刹那もエミリオもガデスも階級に若干の違いはあってもほぼ対等だった。しかし今は違う。刹那は新軍総司令官だし、ブラドは国立サイキック研究所の所長だ。胡散臭い仕事をしてきたガデスやエミリオとは別世界の住人になってしまったのだ。
 その事実に二人が少なからず寂しさを感じていると、ふと刹那が真顔で尋ねた。

「ところでお前ら、今は何をしているんだ?」
「んー…いわゆる何でも屋かねぇ。金さえ払ってもらえれば大概の事はやってるぜ」
「なるほど、金さえ払えば、か」

 ガデスの言葉に刹那が思案顔になった。
 言った本人がその反応に少し慌てて身を乗り出した。

「おいおい、天下の新軍総司令官様がこんな胡散臭い連中に仕事の依頼なんぞしたら大スキャンダルになるんじゃねーのか?」
「誰が貴様らに仕事を依頼すると言った?ヤバい仕事を請け負う連中なら影高野がいるからな、もう間に合ってる」
「あ、そ…」
「大体刹那は国軍のお偉いさんなんだろ。僕達みたいな素性の知れない奴が周囲にいるだけでスキャンダルの種になるんじゃないの?」
「安心しろ、エミリオ。俺自身がその『素性の知れない奴』の素性を把握していれば何も問題にはならん。命と引き換えにしてまで下らん情報を世間に公表しようとする馬鹿なジャーナリストも最近はすっかりいなくなったしな」

 物騒な台詞をサラッと吐いて刹那はブラドと眼を合わせ、ニヤリと笑ってエミリオとガデスに眼を向けた。

「そこで、だ…お前達、また俺達と一緒に仕事をする気はないか?『金なら幾らでも出す』とは言えんが、軍の幹部クラスの報酬は保証するぞ」
「へ?」
「ブラドに乗せられて最高司令官になったはいいが、一人で片付けるには仕事の量が多過ぎて誰かに任せたいんだが…マイトや神那が一人前になるにはまだ何年 か必要だし、ブラドは自分の仕事があるし、影高野に任せられる仕事にも限りがある。サイキッカー部隊内部に信用出来る仲間が欲しいと切実に思っていたとこ ろでな」
「何言ってるのさ、刹那?ノアなんて分かりやすい馬鹿な敵がいた20年前は素性の胡散臭い僕達でも国軍にいられたけど、今はそうはいかないだろ?」
「俺が身元を保証して何かあった時は責任を取ると言えばいい。誰にも文句は言わさん」
「文句は言わさんってお前…」

 ガデスは呆れた顔で言いかけて、刹那の自信に満ちた表情とにこにこ笑っているブラドを見て言葉を呑み込んだ。
 20年前とは違う。
 ノアと言う分かりやすい敵もいないが、刹那は一介の中尉から唯一の最高司令官にまで上り詰めている。
 ブラドが優しく口を開いた。

「ガデス、エミリオ。今の刹那がやる事に文句を言える人なんて軍の中には数える程しかいないんだよ。刹那の推薦で入ったなら周りからあれこれ詮索されたり 口を出されたりする事もないし、結構好きにやれるよ。ねぇ、また一緒にやっていこうよ。せっかくこうして会えたんだからさ。ね?」
「20年前は俺達の上に佐官やら将官やらが大勢いて頭を押さえ付けられていたが、今はもう頭を押さえ付けられる事はない。俺と同等以上の階級の奴が片手で数えられるくらいしかいないからな。一番上から見下ろすのは気分がいいぞ?」
「うぐ…魅力的な誘い文句じゃねーかよ」
「オッケーオッケー、ブラドさんがそう言ってくれるなら刹那の仕事仲間になってやるよ」
「それで…ガデス、お前はどうする?俺達の仲間になるか?それともやはり、何かの組織に属するのは嫌いか?」
「んー…」

 早々に仲間入りを決めたエミリオを横目で見てガデスは思案顔になった。
 組織に縛られるのは真っ平御免だが、流石にこの歳になると安定した生活も悪くないと思えて来る。気心知れた仲間が上司なら息苦しさを感じる事もないだろう。愛想が尽きたらまたウヤムヤと姿を消していいわけだしな。
 そう結論付けてガデスは頷いた。

「ブラドもああ言ってくれてる事だし、素直にお言葉に甘えるとすっかね。…けどよ、俺はデスクワークはダメダメだぞ?」
「安心しろ。貴様らの役目は神那の相手とサイキッカーのトラブルの物理的対処だ。無論『有事』の際には先頭に立って動いてもらうが」
「…つまり日常の仕事は子守りと雑用か」
「別にいいけど…」
「それができるサイキッカーが今の新軍にはほとんどいないから刹那は困ってたんだよ」
「外部に漏らせない重要な事を決める時には意見を聞かせてもらうつもりだがな」

 ふーん、と気のない返事をしながらガデスもエミリオもどこか嬉しそうだった。
 20年間一度も顔を出していなかったのに、変わらぬ信頼を寄せてくれる事に少なからずの感激もあったのだ。
 ブラドがにこりと笑って片手を差し出した。

「じゃあ改めてよろしくね。ガデス、エミリオ」
「こっちこそよろしく」
「改めて頼むな」
「任せとけ」

 4人は差し出した互いの手をしっかりと握った。

 

 翌日。
 再会した仲間達は改めて記念写真を撮った。

 

 

 その記念の1枚は、ブラドの研究室と刹那の執務室に、20年前の最終決戦直前に撮られた写真の横に並べて飾られている。
 また20年後に写真を撮る時にはブラドと刹那とクリスの時が動き出しているように、そして世界がよりよくなっているようにと願いを込めて。


     END    


サイキ部屋
総合目次


 本来はこのエピソードは入れない予定だったのですが、色々な進路変更とか心境の変化とかありまして、あくまでも『蛇足』として付け加えました。ガデスとエ ミリオは生きていてもいいんじゃないかな、生きていて欲しいな、みたいな希望からこんな形で。ちなみにエミリオの髪型は精神と時の部屋から出て来た直後の トランクスだと思って下さい。前髪〜サイドは真ん中分けで顎の下辺り、サイド〜後ろは首の後ろで縛ってる感じ。
 んでは!トータルで50エピソードも使った長い長い刹那の小説はこれにて終了です。おつきあい下さった方、本当にありがとうございました。