| タナトス神殿の
本殿と離宮の間には広大な中庭が広がっていて、イルカの水槽もその中庭に設えられている。 来客があったにもかかわらず、タナトスがひとりで…しかも複雑な顔で口を噤んだまま水槽を訪れたのを見て、心得たオルフェウスは魚や貝の入ったバケツを 水槽の脇に置いて静かに下がった。 銀髪のタナトスはオルフェウスが用意したバケツの傍らにぺたりと座って水槽の水面を眺めた。 青白い満月が水面に映り込んでいる。イルカが泳いで水面が波立つと、その形を少し崩しては元の姿に戻る。波立ったことなどなかったかのように。 …月は、氷女神ヘカーテの象徴だ。 (…………) ちゃぷん。 銀色の睫毛を伏せて水面に映った月を眺めるタナトスの前に、彼の存在に気付いたらしいイルカが水面から顔を出して餌をねだるように口を開けた。 緩慢な仕草で魚を一匹その口に入れてやると、普段なら水中に戻って行くイルカがまだ顔を出したまま彼を見つめていた。 「何か悩みでもあるのか?」 「…………」 銀髪のタナトスは僅かに目を見開いてイルカを見て、ワンテンポ遅れて声の主を見た。 「…何故お前がここにいる?」 しばらくひとりにしてくれ、と婉曲に伝えたはずだが…と言外に匂わせつつ尋ねると、黒髪のタナトスは屈託のない笑みを浮かべた。 「イルカを見に行くなら俺も行く、と言ったであろう。お前はダメだと言わなかったではないか」 「…………」 「それに俺はもう子供ではない。自分のやりたいようにやるだけだ」 「………。ならば好きにしろ」 「言われなくとも好きにするさ」 黒髪のタナトスは魚と貝の入ったバケツを覗きこんで、プールを見て、銀髪のタナトスを見た。 「イルカに餌、やっていいか?」 「好きにしろ」 「何匹までならやっていいのだ?あ、でも俺はどのイルカに何匹やったか分からぬな…」 「たまになら食べたいだけ餌をやっても問題ない。欲しがる奴にはやればいい」 「そうか!ほらお前達、今なら食べたい放題だぞ!」 水面に顔を出すイルカに一通り魚をやってバケツを覗いた黒髪のタナトスは、貝を摘まみ上げて怪訝そうな顔になった。 「この貝もイルカの餌か?」 「それはラッコ用だ」 「ラッコ?この水槽にはラッコもいるのかっ?!」 「…………」 たちまち目を輝かせる黒髪のタナトスをちらりと見て、銀髪のタナトスは貝を水槽に放り投げた。 ぽちゃん。 水しぶきがあがって波紋が消えかけた時、水面が揺れて貝を持ったラッコが顔を出した。 水槽の壁近くまで背泳ぎしてきたラッコは、貝を水槽の壁にコンコンコン!!とぶつけて割ると中身を食べ始めた。 「う、わぁ…」 黒髪のタナトスは子供のような顔で貝を食べるラッコを見つめ、小走りにバケツの場所まで戻ってくると貝を掴んで水槽に放り投げた。 …たちまち数匹のラッコが水面に浮かんできて、貝で貝を叩いたり、水槽の壁に貝をぶつけたり、わき腹から『マイ石』を取り出して貝を叩いたりして食べ始 めた。 水槽の周りをグルグル回ってラッコを一通り観察して来た黒髪のタナトスは、銀髪のタナトスの傍らに戻ってくると楽しげに尋ねた。 「あのラッコもアンフィトリテに貰ったのか?」 「いや。あれは…」 銀髪のタナトスは問われるまま答えかけ、一旦言葉を切り、微かな逡巡を挟んで正直に答えた。 「あれは、ヘカーテ様に頂いたものだ」 「そうなのか。クリスマスプレゼントのお返しか?それとも誕生日プレゼントとかか?」 「ん…」 無邪気な追及にタナトスは口籠った。 ヘカーテからラッコを貰った経緯は話せば長いし、話したらまた思わぬ突っ込みを入れられそうな気がする。するのだが…。 銀髪のタナトスが沈黙したのを見て、黒髪のタナトスが慌てたように言った。 「あ。話したくない事情があるのなら無理に話さなくて良いぞ。個人的な事を詮索するのは行儀が悪いしな」 「…いや。話すと長いのでな、どこから話すべきか考えていただけだ。…聞くか?聞いたからには忌憚のない意見を求めるが」 タナトスとヘカーテの曖昧な関係、神話の時代から今まで誰からも追及も介入もされなかったそれは、黒髪のタナトスからはどう見えるのか。完全な第三者で あり自分自身でもある者の意見を聞くのもまた一興であろう。 唇に淡く笑みを乗せて尋ねると、黒髪のタナトスは怪訝そうな顔をしながらも頷いて隣に腰を降ろした。 「そもそもの始まりは神話の時代、まだ大神ゼウスが地上の人間と関わり世界を統治していた頃まで遡る。冥妃ベルセフォネー様とヘカーテ様はオリンポスのア テナやアルテミス様と仲が良く、折に触れ遊びに行ったり来たりしていた時代の話だ。………」 …ヒュプノスと共に離宮でうたた寝をしていたら、女神達が面白半分に寝室にまで入り込んで来た事。悪戯を画策して皆を唆したのはヘカーテだった事。処女 神と冥王の妃が男神の寝室に入りこむのがどれほど問題か全く分かっていなかった事。コトの解決に冥王ハーデスが動き、穏便に終わりかけた矢先にヘカーテが またタナトスをからかった事。そして、二つの悪戯に完全に腹を立てたタナトスと和解するためにヘカーテが提示した条件がラッコの提供だった事…。 経緯を話し終わったタナトスはラッコを顎でしゃくった。 「…と言う訳で、ヘカーテ様が海界の皇子トリトンにかけあって貰ってきたラッコの子孫があいつらだ」 「そうなのか。…で、ラッコで和解した後、ヘカーテ様はお前への悪戯を自粛するようになったのか?」 「するわけなかろう。ヘカーテ様が度を越した悪戯を仕掛けなくなったのは聖戦が終わってからだ」 「聖戦が終わってから?………」 黒髪のタナトスは黒曜石の瞳をくるりと回して何か考える素振りを見せ、思っている事を言ってもいいのかどうか悩んでいる目を銀髪のタナトスに向けた。 銀色のタナトスはフンと鼻を鳴らした。 「聞いたからには忌憚のない意見を求めると言ったであろう。思うことがあれば遠慮なく言うが良い、今はお前の遠慮ない意見に興味がある」 「お前とヘカーテ様と恋仲の振りをするようになったのは聖戦が終わった後、だったな?」 「ああ、天馬星座に『タナトスサマってば彼女もいねーの?』と言われたことがきっかけでなんとなくな。それが?」 「なら、ヘカーテ様が悪戯を仕掛けなくなったのは『聖戦が終わってから』ではなく『お前と恋仲の振りをするようになってから』と言った方が正確なのではな いか?」 「!…………」 「さっきお前のヒュプノスが『聖戦が終わってヘカーテ様と恋仲の振りをするようになってからタナトスは私と共に過ごす時間が少なくなった』と愚痴っていた んだが」 イルカが一頭水面から顔を出したので、黒髪のタナトスはその口に魚を入れてやりながら話を続けた。 「それってつまり、お前がヒュプノスとばかりつるんでいて自分を構ってくれないから、構って欲しくてヘカーテ様はお前に悪戯を仕掛けていた…ってことにな らないか?事実、ヘカーテ様と恋仲の振りをするためにお前がヘカーテ様と過ごす時間が増えてからは、ヘカーテ様は悪戯を仕掛けなくなったんだろう?」 「………。考えたこともなかった」 考えたこともなかった。 もう一度ポツリと呟いてタナトスは貝を水槽に投げ込んだ。 …貝を拾おうと泳いでくるラッコを目で追いながら、黒髪のタナトスはそっと本質に踏み込んだ。 「なぁタナトス。お前、何故ヘカーテ様ときちんと恋仲にならぬのだ?この世界の皆は納得しているようだったが、俺は不思議で仕方がない」 「…………」 「ヒュプノスは『事情がある』と言っていたが、一体どんな事情なのだ?」 「………………」 しばしの沈黙の後、タナトスはボソッと答えた。 「神格も戦闘能力も、俺よりヘカーテ様の方が上だ」 「……………」 「…………?」 「で?」 「え?」 ふたりのタナトスはきょとんとした顔を見合わせた。 何が『で?』で何が『え?』なのか互いに理解できないまま間の抜けた沈黙が流れ、互いに相手が口を開くのを待ち、同時に口を開いた。 「『で?』とは?」「続きは?」 「「……………」」 ふたりは再度沈黙し、黒髪のタナトスが口をわざとらしく噤んだのを見て銀色のタナトスが口を開いた。 「続き、とは?」 「神格も戦闘能力も、タナトスよりヘカーテ様の方が上だから恋仲になれない、その理由だ」 「………?」 「話を聞いている限りだと、ハーデス様や一族の皆はお前とヘカーテ様が恋仲になることに異論はないようだし、余程の理由があるのだろう?例えば、ヘカーテ 様のご両親が『ヘカーテより神格も戦闘力も上の男でなければ娘との交際は認めない』と言ったとか…」 「俺とヘカーテ様の仲を否定する他人はおらぬ。俺自身の気持ち、信念の問題だ」 「?」 「………。恋仲の女性が自分より強いなど、いざという時に恋人を守れないなど…男として情けないではないか」 「お前自身の信念の問題、か」 黒髪のタナトスは貝を手の中で転がしながら尋ねた。 「俺にはよく分からないが、その信念とはヘカーテ様への想いより大事なものか?」 「………?」 「お前がその信念に拘ってヘカーテ様と正式な恋仲にならずにいた結果、他の誰かにヘカーテ様を取られてしまったらどうする?信念を貫いた結果だから後悔し ない、と思えるのか?」 「!…………」 銀髪のタナトスが微かに目を見開き息を呑んだ。 黒髪のタナトスは貝を水槽に放り投げて傍らのタナトスを見遣った。 「『女の子がいつまでも自分だけを見ていてくれると思ったら大間違い。振られてから慌てて追いかけても後悔先に立たずよ』と星華姉ちゃんが言っていたぞ」 「………先程ヘカーテ様は、『私はお前一筋だ』とおっしゃった。神が自身の発言を違えるとでも?」 「女の言う『私はあなた一筋』と言う言葉の信憑性は明日の天気予報と良い勝負なんだそうだ」 「それも星華の受け売りか」 「いや、こっちはマニゴルドだ」 「…奴の経験に基づく忠告か?」 「俺もそう尋ねたら、スーッと目を逸らして『タナトス様。男は後ろを振り返っちゃいけねぇ生き物なんですよ』と言われた」 そう言って微かに笑った黒髪のタナトスは、すぐに笑みを消して真剣な眼で銀髪のタナトスを見た。 「もう一度聞くぞ、タナトス。お前の信念とは、ヘカーテ様を失っても守らねばならぬものか?」 「…………。男が、愛した女を守れぬなど」 「守れなかったことがあったのか?」 「…油断していて怪我をさせてしまった事は、ある」 「ならば次から油断せぬようにすれば良い」 「………」 「なぁタナトス。お前は何度も『愛した女を守れなくては』と言うが、具体的に誰から守るのだ?戦闘力でお前を上回り、かつ、ヘカーテ様に危害を加える悪意 を持つ者とは誰だ?」 「それ、は…」 銀髪のタナトスは虚を突かれ言葉に詰まった。 タナトスを戦闘能力で上回る神はそれなりに存在する。しかし、冥界が彼らを相手に戦を起こす、あるいは彼らが冥界に攻め入ってくる可能性があるかと問わ れたら、答えは『否』だ。 ならば他に誰がいる?戦闘力でタナトスを上回り、ヘカーテに危害を加える悪意を持つ、神ではない『何者か』…。 …考えてみても具体的な名は思い浮かばない。 そんなタナトスの様子に、黒髪のタナトスは僅かに表情を和ませた。 「起こる可能性が限りなくゼロに近い『お前がヘカーテ様を守れない状況』を心配するよりも、ひょっとしたら有り得るかもしれない『ヘカーテ様がお前以外の 誰かに本気で惚れること』を心配した方がいいんじゃないか?」 「……………」 「…俺の愛する相手は弟だし、きちんと恋仲になっている故お前とは少々事情が違うが」 異世界の死神は漆黒の睫毛を伏せて静かに大切に言葉を紡いだ。 「俺はヒュプノスよりチェスも弱いし短慮だし、あいつを守るどころか聖戦ではいつも先に負けていた…。ヒュプノスの方が兄に見えると言われることもよくあ る。そんな自分を情けなく思う こともあるが、だからと言ってヒュプノスへの気持ちを抑えようとは思わぬぞ。あいつに比べたら、あいつが離れて行くことを考えたら…兄としての誇りやプラ イド など小さき物だ」 「………。愛する者に比べれば、誇りすらも小さき物、か…」 「…と、お前の話を聞いてボクは思いました」 妙に深刻な顔になった銀色の死神を見て、漆黒の死神はおどけて言った。 タナトスは自棄のように貝と魚を水槽に投げ込んでボソッと言った。 「貴重な意見、感謝する」 「何だか、客に無茶なクレームをつけられた店員の台詞みたいだな」 「…いや、本当に貴重な意見だと思ってはいる。この世界のヒュプノスもハーデス様もオネイロイも、俺とヘカーテ様の『恋仲』が偽りだと知っているアテナや 秋乃様も、俺達の今の関係に意見を言う事はないからな」 「…………」 「ただ、今はまだ混乱していてな。頭が冷えたらお前に言われたことをじっくり考えてみる」 「頭を冷やしたいのか?なら、丁度良い方法があるぞ」 「何だ?……」 怪訝そうな銀色のタナトスに、漆黒のタナトスは悪戯っぽい笑みを見せて。 どん!!…どっぼーーん!! …タナトスを水槽に突き落とした。 ぷはっ!と水面から顔を出してプールサイドに掴まった銀色のタナトスが眉を吊り上げた。 「ちょ、おま…いきなり何だ!」 「男で兄だったら、やられたら倍にしてやり返すくらいの気概が無くてはならぬのだろう?」 「お前は勝手に落ちたのだろうが!何故俺にやり返す!?」 「ああ、これはお前に蹴られたヒュプノスの分だ」 「え?」 「ヒュプノスにちゃんと謝れよ?体は元に戻ったが、小宇宙や腕力は三割も戻ってないのでな。我慢はしていたが相当痛かったみたいだぞ」 「…そうか」 黒髪のタナトスが真顔で言った言葉に、銀髪のタナトスは一瞬目を丸くしてから意外にすんなりと頷いた。 銀色タナトスが素直に弟神への謝罪を了解した事に安心した漆黒タナトスは、プールサイドから身を乗り出してにこりと笑った。 「まだ頭が冷えていないのならイルカと一緒に泳いではどうだ?心身ともに癒されるぞ」 「断る。こんな動きにくい格好で塩水の中を泳いでも癒されるどころかストレスがたまるわ」 「それもそうか」 「ところでチビ助」 「俺はもうチビ助ではない!」 「俺がお前の弟を蹴った事は俺が奴に謝罪することでプラマイゼロになるな」 「?……そう、だな」 「と言う事は、だ」 銀色タナトスは唇の端を凶悪に持ちあげた。 「俺は、お前に水槽に突き落とされた仕返しをしなければならないな?」 「…っ?!」 黒髪タナトスが身を引くより早く、銀髪タナトスが彼の胸倉を掴んで力一杯引っ張った。 …ざっぱーん!! 盛大な水しぶきをあげて水槽に落ちた黒髪タナトスが、水面に顔を出すなり激しくむせた。 「う…ゲホゴホッ」 「フフッ…これで俺とお前の間は貸し借り無しだな」 「塩水が目に入った…」 「そそっかしい奴だな」 黒髪のタナトスが涙目になるのを見て銀髪のタナトスは少しだけ心配そうな顔になり、水を吸ってぐっしょりと重いローブに難儀しながら水槽から出ると彼に 手を差し伸べた。 すまぬ…と言いながら黒髪のタナトスはその手を掴んで水槽から出て、ふたりのタナトスはプールサイドに座り込んだ。 銀の死神は青白く光を放つ月を見上げて苦笑した。 「…何を馬鹿な事をやっているのだ、俺達は」 「ああ、全くだ。何をやっているんだ」 「このまま神殿に戻るのは無理だし、オルフェウスを呼んで風呂を準備させるか」 「本日二度目の風呂だな、俺は」 「…………」 「…………」 ふたりは顔を見合わせ、どちらからともなく笑いだした。 ローブにしみ込んだ塩水が地面を濡らして水たまりが広がり、水面に月明かりが美しく映り込んでいた。 |
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| タナトスコンビしか出て来なくてタナトススキーの人は大歓喜の16話目です。 ここでは、純粋ストレートな蝶様タナ様にガッシガッシと突っ込みを入れて頂きました。今まで散々色んなSSで言ってきましたが、当サイトタナトスは『ヘ カーテの方が自分より格上(神格でも戦闘力でも)』ということをものすごーーーーく気にしています。特に戦闘力、腕力が彼女の方が上と言うのがネック。 『男が恋人より弱いなんてカッコ悪い』『夜の一族の長兄が、自分より格上の女神と交際(結婚)するなんて情けない』という考えがどうしてもどうしてもぬぐ えない。だから彼女との関係は曖昧なままにしてる訳です。その行動に対して、「お前の信念とはヘカーテ様への想いより大事なものか?信念に拘ってヘカーテ 様と正式な恋仲にならずにいた結果、他の誰かに彼女を取られてしまってもいいのか?」とものすっごい当たり前のことをから尋ねられて、今更ながらハッとし たと言うかギクリとしたというか、そんな感じです。 蝶様タナ様の突っ込みに対して当サイトタナも色々考えているので、それについては18話か19話で。 さて、細かい解説ですが。 冒頭の「水面に写った満月が波で形を崩すが元に戻る」と言う一文は、「タナトスとヘカーテの仲にトラブルが起きてもちゃんと元に戻ってきた」事の演出で す。当初は「何度喧嘩しても結局元通り仲直りしてきたタナトスとヘカーテ」の話を聞いた蝶様タナトスが、「洒落にならない悪戯を仕掛けられても仲直りして 来たのは、お前がヘカーテ様を好きだからじゃないのか?」と尋ねる展開を考えていたのですが、うまく話がまとまらなかったので没に。 ちなみに蝶様タナトスの「ヘカーテが聖戦後は悪戯を仕掛けなくなった理由」はズバリ正解です。ただ、ヘカーテ自身に「タナトスに構って欲しくて悪戯を仕 掛けた」という自覚はありません。「タナトスはヒュプノスと仲が良いからあんまり私が割り込んじゃ悪いよなー」と思ってタナトスに絡むのを自粛してるんで すけど、欲求不満が弦愛を超えると悪戯と言う形で爆発してたんだと思います。 そして蝶様タナトスの「お前の信念とは、ヘカーテ様を失っても守らねばならぬものか?」と言う質問に対して、当サイトタナトスは「男が、愛した女を守れ ぬなど」と答えていますが、これはつまり、タナトスは「自分はヘカーテに愛情を持っている」と無意識に認めたと言う事です。言った本人も気付いてないし、 蝶様タナ様も気付いてない…というか、「タナトスはヘカーテ様を好きなんだ」と認識しているので改めてそこには突っ込まない感じでしょうか。 そして話にラッコを出すのでWikiでラッコを調べて来たのですが、貝を食べる時は貝同士をぶつけるだけでなく、石で叩いたり、水族館では水槽の壁に叩 きつけて割ったりするそうです。しかもラッコのわき腹にはポケットのような場所があり、お気に入りの『マイ石』をそこに入れてたりするんだとか。可愛い じゃないか!!! さて、次の17話は久々に蝶様世界のエピになります。マニさんだけでなく、サガやカノンが書けて楽しかった! |