| 遥かな昔、神話の時代―― 冥界タルタロスの闇の中に、夜の女神ニュクスの神殿はひっそりと、しかし厳然と佇んでいる。 番犬のごとく神殿の前にうずくまっていた魔獣…ケルベロスが耳をピクリと動かして三つの頭をもたげた。 「良い子にしていたか、ケルベロス。散歩の時間だぞ」 小山のごとく巨大な獣に怯える様子もなく声をかけたのは、銀色の髪と銀色の眼の小さな少年。その背には淡く銀色に輝く一対の翼がある。彼は館の主ニュク スの息子のひとり、天空神ウラノス曰く『叔母上のとこのヤンチャ坊主』こと死を司る神タナトスだ。その後ろから、タナトスの双子の弟ヒュプノスがついてき た。 …永遠に等しい時を生きる神は心も体もゆっくりと成長する。人間ならばいつ天に召されてもおかしくない年齢の彼らは、十歳になるかならないかの少年にしか見えなかった。 低い唸り声を上げて甘えて鼻をこすりつけるケルベロスを軽く撫でて、タナトスは神殿の庭の一角にある巨大な檻の鍵を開けた。 少年神などひとのみに出来そうな翼竜と怪鳥がばさりと翼をはためかせて檻の外に出ると大人しく翼を畳んだ。 ワイバーン、ガルーダ、グリフォン。 奈落タルタロスに棲む魔獣は己より強きものに従う。いずれも幼い双子神が知恵と力を絞って打ち倒し手なずけたのだ。 巨きな魔獣を連れて得意げな顔で帰って来た息子達を見た母ニュクスは、『自分達でちゃんと面倒をみる事』と言う条件で神殿の敷地内に彼らを棲まわせる事を了承した。 魔獣達はペットではなく自分の子分だから庭に置くなど可哀想だとタナトスは主張したが、『その子達は大きすぎておうちに入らないでしょう』という母の身も蓋もない言葉で却下されて今に至る。 …魔獣達は体が大きいだけあって食べる餌の量も相当だ。少年神達だけで彼らの餌を調達するのは不可能で、結果、魔獣の食事と散歩を兼ねてタルタロスを『探険』するのが彼らの日課になっていた。 タナトスは浮き浮きと弾むような足取りでワイバーンの背によじ登り、手を差し伸べて弟のヒュプノスを引っ張り上げた。 「では行くぞ!」 タナトスの合図に翼竜はバサリと羽を広げ、背に乗った幼い神を振り落とさぬようにゆっくりと舞い上がった。ケルベロス、グリフォン、ガルーダが後に続く。 タルタロスの闇の中、銀色と金色の翼が放つ淡い光が彗星のように輝く。その光と幼い『獲物』の臭いに惹かれて近付いてきた愚かな魔物達を捕食しながら魔獣達が飛ぶ。 …と。 ケルベロスが耳をピクリと動かし、鼻をひくつかせた。 「ケルベロス?何かいるのか?」 タナトスが尋ねると、魔犬は主を振り返り、付いてこいと言うように走りだした。少年神を乗せた魔竜と魔鳥が後を追う。 …奈落の淡く濃い闇の中に影が映った。 ケルベロスが威嚇するように低く唸り、グリフォンとガルーダも主を乗せた翼竜を守るように殊更に翼を大きく羽ばたかせた。 タナトスはじっと闇に眼を凝らしたが、『何かがいる』事は分かるが姿は良く見えない。 兄の背中にはりついていたヒュプノスが不安げに囁いた。 「こいつらがこんなに警戒すると言う事はよほど強い魔物がいるのだろうか」 「何だヒュプノス、魔物が怖いのか?」 「そ…そんなことはない!」 「ならば確認しに行こうではないか。強い魔物なら打ち倒して俺の新しい子分にしてやる!お前達、行くぞ!」 幼い死の神の命令に怪鳥達が翼を力強く羽ばたかせた。 巻き起こる風が闇を孕んだ霧を払って視界を開く。タナトスは愛用の大鎌を小宇宙で具現化して、『魔物』が何かすれば即座に応戦できるよう身構えた。 「………」 闇が払われて見えてきた『魔物』の姿に、双子神は呆然と言葉を失った。 …それは見上げるほどの巨人だった。無数の眼と腕を持つ者が三人と、顔の真ん中にギョロリと巨大な眼を持つ者が三人。 巨人達の眼が向けられると、魔獣達はそれぞれに威嚇の唸り声や咆哮を上げた。その声にははっきりと、強き者への警戒が混じっている。 タナトスの後ろでますます小さくなっていたヒュプノスがそっと声をかけた。 「た…タナトス、あんな巨大で強そうな奴が六人もいるのに、戦うのか?少しばかり、こちらが不利ではないだろうか、ここは一度撤退して策を練ったほうが…」 「ばばばばば馬鹿を言え!こ、ここまで来て逃げるなど、そんな、そんなこと、ででで出来るか!」 言い返すタナトスの言葉は震えている。 明らかに腰が引けながらそれでも銀色の少年はこそりと囁いた。 「そ…それにだ、魔物なら戦って倒してやるが、あいつらが悪い魔物だとまだ決まった訳ではない。話してみれば、案外良い奴かもしれぬではないか」 「そこまで言うなら、話してみろ。言葉が通じるかどうかも分からぬがな」 「うっ……」 タナトスは弟の言葉にぐっと詰まり、命令を待っている魔獣達を見て、先ほどの会話が聞こえていないはずはないだろうに突っ立ったまま何も言わない『魔物達』を見て、汗で滑る銀の大鎌を握りなおし、震える声を叱咤して異形の巨人達に話しかけた。 「お前達は何者だ、名を名乗れ!名乗れぬのなら魔物とみなし、この死を司る神タナトスがお前達を成敗してくれるぞ!」 「死を司る神、タナトス…?」 異形の巨人の一人が呟いた。 それは確かに呟きだったが、タナトスの大声よりも大音声で、タルタロスの大気をビリビリと震わせた。 これはちょっと、本気で逃げたほうが良いかもしれない…。 兄の矜持を恐怖心が凌駕しかけた時、巨人達は敵意の無い事を示すように無数の両腕を広げた。 「ひょっとしてあなたは、女神ニュクス様の息子のタナトスだろうか?」 「あ、ああ、そうだが…母上を知っていると言う事は、お前達はガイア叔母上の縁者か?」 「…我々は、地母神ガイアと天空神ウラノスの息子だ」 「え?」 死の神は目をぱちぱちと瞬きし、慌てて大鎌を引っ込めて魔獣達に戦闘態勢を解くよう合図を送った。兄の後ろで縮こまっていたヒュプノスもそっと顔をのぞかせた。 先ほどまでの恐怖と警戒はどこへやら、タナトスは幼い貌に溢れんばかりの喜びを浮かべて巨人達を見上げた。 「つまりお前達は俺達の新しい従兄弟と言う訳か!叔母上達にもうすぐお子が生まれると聞いて楽しみに待っていたのだが、早速遊びに来てくれたのだな!魔物かなどと疑って済まなかった!…で、叔母上とウラノスは?後から来るのか?」 「…いや…」 無邪気にきらきらと銀色の眼を輝かせる死の神の問いに、巨人達は悲しそうな眼で顔を伏せた。 「我々は、父に捨てられたのだ…」 「え?」 「捨てられた?」 「父は、産まれたばかりの我々を見るなり、『こんな醜い奴らが俺の息子のはずがない』と言って、母が止めるのも聞かず、我が兄弟達をタルタロスの奈落に突き落としたのだ…」 巨人の言葉尻は涙声で掠れていた。 タナトスの顔から喜びが消え、怒りの色に染まった。 「ウラノスめ、何て奴だ!大体あいつだって人の事をどうこう言えるほど美しい姿じゃないだろうに!何て奴、何て奴だ!最低だ!」 「…皆、ウラノスに堕とされてからずっと、ここでじっとしていたのか?」 「うむ…。右も左も分からぬし、魔物はいっぱいいるし、怖くて動けなくて…」 「お前達、そんなに大きくて立派な姿なのに、魔物ごときが怖いのか?」 「立派?俺達が、立派な姿?」 「ああ。美しいかどうかは分からぬが、立派で素敵な姿だと思うぞ!なぁヒュプノス!」 タナトスは心からの笑顔で巨人の問いを肯定し、傍らの金色の弟に尋ねた。兄の問いに弟は柔らかな笑顔を浮かべてしっかりと頷いた。 思わぬ褒め言葉に戸惑いながらも恥ずかしげに喜ぶ巨人達の姿に、死の神ははっきりと好意を持った。 彼らに好意と親しみを感じた時には考えるより先に口は言葉を紡いでいた。 「なぁお前達、俺の子分…あ、いや、弟分にならないか?」 「え?」 「俺達の母上は、子供の体が大きいというだけでビビって追い出すような酷い方ではないぞ。事情を聞けば夜の一族として迎え入れてくれるはずだ」 「体が、大きいだけ…俺達は体が大きいだけ、なのか?」 「違うのか?」 心底不思議そうに首を傾げたタナトスがヒュプノスを振り返ると、弟神は手を顎に当てて考える仕草を見せた。 「手の数も多いから、食事の前に手を洗おうと思ったら私達より時間がかかるかな」 「そんなこと、皆より早めに手を洗いに行けば済む話だ。だろう?」 「………」 「お前達、何を泣いているのだ。ロクデナシでヒトデナシのウラノスの事など忘れてしまえば良いではないか。あんな奴、お前達の父なのではない!どうしても父が欲しいなら俺がエレボス伯父上に頼んでやるぞ!」 「悲しいのではない、嬉しいのだ…」 「そうか、この死の神タナトスの子分になれた事がそんなに嬉しいか。安心しろ、俺は子分には優しいからな!」 「勝手に子分にするな、タナトス。弟分であろう?」 「お前はいちいち細かい事を気にし過ぎなのだ、ヒュプノス。…さあ、帰るぞ皆!」 実に嬉しそうに小さな肩をそびやかして、タナトスは意気揚々とニュクスの館に帰っていった。 ニュクス神殿に戻った双子神とヘカトンケイル、キュクロプス達を出迎えたのは、死の運命を司る女神ケールだった。 流石は夜の一族の長姉と言うべきか、彼女は弟が連れて帰った異形の巨人を目にしても全く動じなかった。 「おかえり、タナトス、ヒュプノス…と、友達?」 「ただいま帰ったぞ、姉上!こいつらは俺の新しい子分だ!」 「要するに友達でしょ。…ちょっと狭いかもしれないけど、どうぞ入って。飲み物はオレンジジュースでいい?それともリンゴジュース?」 「姉上、彼らは…」 「ヒュプノス、お喋りは後にしてお菓子くらい出しなよ!タナトスの友達って事はあんたの友達でもあるんでしょ?」 「………。すまない、姉上がああ言ってるし、紹介はちょっと後回しだ」 「そこら辺に適当に座ってくれ。で、飲み物はオレンジジュースでいいのだな?」 「え…あ…」 巨人達が何と答えるべきか迷っている間に双子神とケールは奥に引っ込んでしまって、ヘカトンケイルとキュクロプスは天井に頭をぶつけないよう気をつけながらおずおずと腰を降ろした。 予想外の『普通すぎる』対応に嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちでいると、双子神とケールが飲み物や軽くつまめるものを用意して戻ってきた。 …そう言えば、タルタロスに堕とされてから今日まで何も口にしていない。 今更ながら巨人達が空腹を感じた時、銀色の髪の小さな女の子がちょこちょこと部屋に入ってきた。 「お兄ちゃん、帰ってたんだー」 「ただいま、エリス」 「おかえりー。………」 「ああ、こいつらか?俺の新しい子分の…」 「ふぇ、ふぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!!!」 エリスと呼ばれた女の子は、異形の巨人達を見るなり驚いて泣きだした。 タナトスとケールは呆れた顔になり、ヘカトンケイルとキュクロプス達はやはり自分達の姿が怖いのかとおろおろし、ヒュプノスは末の妹をあやすように抱き上げた。 「すまない、エリスはまだ小さくて、知らない誰かが怖いのだ」 「全く情けないな、お前はそれでも誇り高き夜の一族か。…いつもの事だ、気にしないでくれ」 泣きじゃくる妹など意に介さないタナトスがコップにジュースを注いで配り始めた時、娘の泣き声が聞こえたのか、母ニュクスが顔を出した。 「タナトス?またエリスを泣かせているの?」 「酷いな母上、今日は違う!」 「今日『は』か…」 「うるさいぞヒュプノス」 「タナトスとヒュプノスが友達連れて帰って来たの。エリスってば人見知り激しいでしょ?知らない人がいたからびっくりして泣いちゃったのよ」 取り皿を配りながらケールがざっと状況説明をした。 ニュクスは不思議そうに長い睫毛を瞬き、『息子達の友達』を見遣った。『友達』が異形の姿をしているのはいつもの事なので今更驚いたりはしない。 …が。 巨きな体を小さくして行儀良く座っている巨人達の小宇宙が、彼女の良く知る神に似通っている事は気になった。 「タナトス、ヒュプノス。そのお友達とは、いつ、どこで会ったの?」 「こいつらは友達ではなく俺の子分だ、母上」 「母上、姉上。彼らはガイア伯母上とウラノスの息子なのです」 「…え?」 「はっ?ちょっとヒュプノス、そんな重要な事どうして最初に言わないのよ!?」 「言おうとしたら姉上が紹介は後でいいと言ったから…」 「うっ…。え、ええと、言い訳はいいから、母上の質問に答えなさいよ。その子達にはいつどこで会ったの?」 「ケルベロス達を連れてタルタロスを探検している時に会ったのだ。そうだ、聞いてくれ母上!ウラノスの奴…!」 …怒りが戻ってきたタナトスがウラノスを猛批判しながら事情を話すと、ニュクスは美しい貌を微かに曇らせた。 「…というわけで奴らは俺の子分、弟も同じだ。夜の子になってずっとここにいれば良い!」 興奮気味に話を終えたタナトスにニュクスは明確な返事はせずに軽く頷いた。 彼女は天空神ウラノスがどんな男か良く知っている。天空神であり世界の王である自分に度が過ぎるほどのプライドを持ち、周囲にも己に相応しい完璧さを要 求する。彼ならば容姿が醜いと言う理由だけで我が子を拒絶してもおかしくない。そして、母であり妻のガイアがどれほど懇願しようと、あの傲慢で横暴な男が 一度追放した我が子を迎え入れる可能性は皆無に近い。 ヘカトンケイルとキュクロプス達が望むのなら、彼らを夜の一族に受け入れることを拒絶する理由はないが…。 夜の女神は母の慈愛に満ちた優しい目をガイアの息子達に向けた。 「…本当に大変だったわね。お腹もすいているでしょうし、疲れているでしょう?食事を用意させるから、お腹がいっぱいになったら少し休むといいわ。タナトス、ヒュプノス。他の兄弟達にも手伝ってもらって、お友達の寝床を用意して頂戴」 「母上、それはこいつらを夜の子として認めてくれたと言う事だな?」 「その話はもう少し待ってね、タナトス。彼らのお母さんはガイアでしょう?お母さんに黙って他のおうちの子になってはいけないわ。そうでしょう?」 「あ…うむ…」 「母上はこれからどうなさるのです?」 「ヘーメラーが戻ってきたら、ガイアとウラノスに会って今後の事を相談してくるわ」 ウラノスが息子達を追放したと言う話が事実だと言う証拠は、今は、無い。事実だったとしても、ウラノスは己の行動を後悔しているかもしれない。 何かの間違いか、誤解であってくれればいいのだが。 胸を冷たい予感が満たすのを感じながらニュクスは願った。 地上に赴いたニュクスが姉である地母神ガイアを訪ねると、天空神ウラノスも妻に会うため地上に降りて来ていた。 あいも変わらず不遜な自信に満ち満ちた目で、天空神は一応は礼に叶った会釈をした。 「これはこれはニュクス叔母上。ご無沙汰しております、本日はどのようなご用件で?」 「…あなたとガイアの息子を名乗る者を、私の神殿で預かっているの。それについて相談したくて」 ニュクスが慎重に言葉を選んで本題を切り出すと、ウラノスはあからさまに不愉快そうに片眉を吊り上げた。 ここで激昂せず口を噤んでやったのは、相手が伯母女神ニュクスだったからだに他ならない。 ニュクスの言葉を聞いたガイアの顔色がサッと変わった。 「あの子達は…あの子達は、無事なのね?」 「多少ショックは受けているようだけど、怪我とかはしていないようだったわ。…それで姉さん、その子達は『父の手で奈落に追放された』と言っているのだけど、それは事実なのかしら?」 「それは…」 「確かにガイアは前日、醜い姿の巨人を六匹産みました。俺が奴らをタルタロスに捨てたのも事実です。しかしあれらは俺の子ではありません、その点は間違いのないようお願いしますよ」 「ウラノス…!どうして信じてくれない、あの子達は間違いなく私とお前の子供なのに!」 「お前こそ何故納得しない?あれはお前の子であるかもしれぬが俺の子ではない!」 「…彼らを最初に見つけたタナトスが、『こいつらは俺の子分だ、だから夜の一族の子にしてくれ!』と言ってるの。あの子は一度決めたら梃子でも動かないところがあるから、どう言い聞かせればいいか迷っているんだけど…」 「ハハハハハハハ!子分か、それはいい!あのヤンチャ坊主、タルタロスの魔獣を手なずけては子分にしているんだろう?いいとも、あの化け物も加えてやってくれ!」 ウラノスが哄笑した。 ガイアは夫であり息子であるウラノスの言葉に涙を浮かべ唇を噛むばかりで抗議の一つも口にしない。 ウラノスは恨めしげな眼で睨むだけのガイアをちらりと見て歪に唇の端を持ち上げた。 「ああ、言い聞かせるんでしたっけ。タナトスはとても頭の良い子だ…多分、お利口さんのヒュプノス以上にね。『タルタロスの魔獣を地上に出さないようきちんと管理しろ』とでも言っといて下されば十分でしょう」 「………」 「姉さん、彼はこう言ってるけど…。あの子達は私のところで預かると言う事でいいのかしら?」 「ニュクス…」 ガイアは目に涙をためて妹神を見つめ、その手に縋るように握り締め、低くかすれた声を押し出した。 「あの子達を、お願いね…」 …タルタロスの館に戻ったニュクスは、『巨人達を夜の一族で預かる事、タナトスが彼らを子分にする事をガイアとウラノスは了解した』とだけ伝えた。 短いその言葉で全てを察する事が出来たのだろう、夜の子供達もヘカトンケイル達もキュクロプス達も、それ以上の何かを尋ねる事は無かった。 そして、この一件を境に夜の一族と大地の一族の交流は事実上途絶え、長い長い時が流れた…。 |
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| 双子神の子供時代、クロノスもゼウスもまだ生まれていない古の時代を舞
台にした話です。「双子神2012・後編」でちらりと触れた、ヘカトンケイル・キュクロプス兄弟たちとの出会いから、ハーデスの臣下になるあたりまで書こ
うかなぁ…と思っています。ちっこい双子神を想像してニヤニヤしながら書きました。 彼らの服は、やっぱりLCで着てた裾の長い黒のローブだと思います。 ケルベロスはギリシア神話では神の子供(?)らしいのですが、その辺の設定の齟齬は大目に見て下さい。 背中の翼が出しっぱなしなのは、まだ小宇宙をうまくコントロールできなくてしまう事が出来ないから。翼のイメージはサイキックフォースのエミリオ。 |