双子神・神話時代 …冥妃…
EPISODE 13

 冥王ハーデスによる花の女神ベルセフォネーの誘拐事件が思わぬ『ハッピーエンド』を迎えた後、オリンポスは俄かに慌ただしくなった。
 ふたりの結婚が決まった事を受けた大神ゼウスが(恐らくはデメテルの心変わりを恐れたのだろうが)『目出たい事は早くせねば!』と主張して、ふたりの結婚式を半月後に取り行うと宣言したためである。
 無論その場は大騒ぎになった。
 招待する側もされる側も半月という準備時間は短すぎる。大体、花嫁のウエディングドレスを作るだけでもギリギリなのに、ドレスのデザイン 画すらない状態でどうするつもりだと女神達が突っ込んだ時、実は…とヘカーテは何枚ものドレスのデザイン画を出して来た。ハーデスとベルセフォネーの結婚 は時間の問題だと思って、遊び半分に描いていたのだと言う。本人は遊び半分と言ったが、ヘカーテ作のデザイン画は女神達が絶賛するほど素晴らしいもので、 あっという間にベルセフォネーの婚礼衣装のデザインが決まった。
 そのおかげで『半月後の婚礼』が不可能でなくなってしまった。伝令神ヘルメスとイリスは結婚式の招待状を配りに世界各地を飛び回り、アテナとヘ カーテは機織りの娘達に混じってベルセフォネーの婚礼衣装を仕立て、アポロンとアルテミスは得意の弓矢を持って婚礼の式典に供する食材を狩り、双子神はタ ルタロスに住むニュクス夫妻や兄弟姉妹を呼びに行き、キュクロプス達はふたりのために精魂込めた結婚指輪を造り、オリンポスの女神達は花嫁のブーケや会場 を飾る花の選定に余念がなく、男神達は会場の設営を総出で行った。
 そしてヘルメスとイリスが招待状を配りに行って数日後。
 『この機会に俺が全能神の座を頂こうと思ってたんだけど、兄貴が結婚するなら祝い事を優先しないとな!』という言葉と共に、真珠と珊瑚と山のような海の 美味・珍味を抱えたポセイドン夫妻と子供達がオリンポスに到着し、それと前後して双子神やニュクス夫妻の夜の神々が祝いの品を持ってやってきた。

 そして。
 ゼウスの宣言通りプロポーズから半月後にハーデスとベルセフォネーの婚礼は執り行われることになった。
 神々が調達した食材で作られた婚礼の料理は皆が絶賛するほど美味で、食後のデザートには『隣席の神が柘榴を口に入れても見なかった事にすること』という条件付きで冥界の柘榴が供され、ゼウスの心憎い提案に皆が笑顔を浮かべつつふたりの仲を取り持った紅い果実を堪能した。
 婚礼の儀式が終わった後は無礼講となり、神々は卓を回って酒を飲み交わしては楽しく盛り上がっていた。
 今回の結婚劇の陰の立役者とも言える双子神のところにはひっきりなしに各界の神がやってきては料理や酒を勧めて話を聞きたがった。ふたりは快く応じつつ、今回世話になったオリンポスの神々に礼を言いに行くタイミングを探していた、そんな頃。

「すっかり人気者だな、お二方。おかげでなかなか近付けなかったぞ」

 ちょうど『来客』が途切れたタイミングでヘカーテが声をかけて来た。
 長い藤色の髪を結い上げて淡い色合いの花を模した髪飾りを付け、上品に落ち着いたデザインのドレスを纏った彼女は正妃ヘラを霞ませるほどに美し い。太陽のように輝く花嫁ベルセフォネーより目立つ事は決してなく、まさに月のような美しさに双子神も一瞬言葉を忘れて見惚れるほどだった。

「ミッションコンプリート、おめでとう。夜のご兄弟」

 ふたりの間の椅子に腰を降ろしたヘカーテは、爽やかな口当たりのジュースをグラスに注ぎながら魅惑的な流し目で双子神を見た。
 酒はそろそろ遠慮したいと思っていたふたりは、ありがたくジュースを口に運びながら軽くとぼけて見せた。

「ミッション?はて、何の事でしょうか」
「ハーデス様の恋が成就した事に関しては有難くお祝いの言葉を頂戴いたしますが」
「とぼけても無駄だぞ。あの男をキリキリ舞いさせ、大事な弟クンは惚れた乙女を嫁に貰ってしかも相思相愛、更にあの石頭ママも娘の結婚を了承した。これを作戦成功と言わずして何という?」

 死と眠りの神はうっすらと微笑んで彼女の前に置いたグラスに果実酒とジュースを同時に注いだ。
 己の力の僅かな一端を使ってグラスに氷を浮かべた月と氷の女神は、悪戯っぽい魅惑の流し目でふたりを見た。

「…女心を惑わす見目麗しい姿かたちをしながら中身は食えない古狸。冥王臣下の双子神とはなかなかの曲者だな」
「これはこれは…随分な言われようですね」
「んー?『その言われようは心外だ』と言わんばかりの反応だな?私はあなた方の手腕を褒めたのだぞ?水面下でさりげなくあちこちに手を回し、偶然まで味方につけて全てを意のままに動かすとは…流石は運命の女神モイライの兄上というところか。見事の一言に尽きるな」

 ふふ…と紅い唇を妖艶に微笑ませて、ヘカーテは甘い吐息のように囁いた。

「おかげで私のあなた達への恋慕の情は深まる一方だ」
「………。そのお言葉、我々はどう受け取れば良いのか分かりかねるのですが」
「ん、そのまま受け取ってくれて構わぬぞ。…と、言ったところであなた方は信じてくれぬようだが」
「信じろと言う方が無理でしょう。我々は冥王の臣下、あなたは大神ゼウスから重用されている偉大な女神。神格も身分も違いすぎます」
「…それは素で言っているのか、それとも遠回しなお断りなのか…」

 うーん、と一言唸ったヘカーテは難しい宿題を出された子供のような顔で考える仕草をして、死と眠りの神は曖昧な顔を見合わせた。
 ヘカーテに(恋愛感情という意味で)好意を持っていると言われてもいまいちピンとこないし、ピンとこないからヘカーテを異性として意識するかどうかを考える気も起きない。
 …と、正直に告げるのは失礼だろうし、何と返したものか双子神が決めかねていると。
 まぁ今はどっちでも良いか、と言ってヘカーテはにこりと笑った。

「あなた方が手強い事は最初から承知だ。まずは私の『恋心』が本物だと行動で示すとしよう」
「…と、おっしゃいますと?」
「この数日で私とベルセフォネーはすっかり仲良くなってな。色々と相談した結果、あいつの侍女という肩書で私も冥界に行くことにしたんだ。ああ勿論、ハーデス殿の了解は取ってある」
「………」
「あの、」

 ベルセフォネーの侍女という肩書でヘカーテが冥界に来る?
 予想すらしていなかった発言に驚いた双子神が詳しく事情を聞こうと口を開きかけた時、目出たい結婚式場には似つかわしくないほど深刻な顔をした若い男神が話しかけて来た。
 マリンブルーの髪と深海を思わせる濃い青の眼という容姿から見て海界の神だろうが、生憎と双子神はその男とは面識がなかった。
 ヘカーテが双子神に話しかけた時からチラチラと彼らの様子を伺い、声をかけるタイミングを探しているような雰囲気は感じていたが…。
 怪訝そうな顔をする双子神と、急に機嫌を損ねた風のヘカーテを見つめて男は真摯な態度で口を開いた。

「お話し中に割り込んで申し訳ありません。どうしてもお話したい事があって…ご無礼をご容赦ください」
「一体何のつもりだ、トリトン?」

 話の腰を折られたヘカーテはあからさまにムッとした顔で尋ねた。
 …トリトン。
 双子神は知識としてその海神の名を知っていたし、最近はヘカーテが手紙と称して書き綴ったエッセイで目にした事があった。
 海皇ポセイドンとその正妃アンフィトリテを父母に持つ、言わば海界の皇子だ。その知識を踏まえて改めて彼を見れば、ポセイドンから荒っぽさを抜いて上品さを足せばこんな感じになるだろうと言う風貌だった。
 確か彼はヘカーテの元恋人だったはずだ。真剣な面持ちのトリトンと迷惑そうなヘカーテという図を見れば、話とやらの内容も冥王の結婚式に相応しいものとは思いにくい。まぁ、永遠の愛を祝福する儀式を穢すような無粋な真似はトリトンもヘカーテもしないだろうが…。
 酔いが回った頭でも何とかそこまで考えたタナトスは慎重に口を開いた。

「話というのは我々にでしょうか?それともヘカーテ様に?」
「あなた方にも、ヘカーテにも、です」
「………」

 どちらか片方に用事なら席を外すなり場所を変えるなりしようと思ったが、幸か不幸か両方に用事らしい。
 あからさまにむくれた様子のヘカーテを横目で見つつ、双子神はトリトンに椅子と飲み物を勧めた。
 ありがとう、と礼を言って腰を降ろした海神は真剣な眼差しで口を開いた。

「一応、噂…という形で聞いたのだけど。ヘカーテが冥王臣下のおふたりに片思い中だと言うのは本当なのでしょうか?」
「ああ、本当だ。おふたりは手強いが、冥王の結婚で浮かれている今なら、心の隙に付け込めば色よい返事が聞けるかと思って口説きに来たのに…」
「………」

 すげないヘカーテの返事にトリトンはますます真剣な眼差しになってタナトスとヒュプノスを交互に見た。
 銀と金の神は何とも微妙な視線を交わし、唇を尖らせて拗ねたようにカクテルを啜っている美貌の女神を見て、食い入るように見つめてくる海神を見て、余り波風の立たない台詞を探した。

「ヘカーテ様が我々に好意を持って下さっている、というお話はご本人から伺ったが…。我々はハーデス様の結婚がどうなるかで頭がいっぱいだったし、全く予想していなかったお話で戸惑っている、というのが正直なところだ」
「身に余る光栄なお言葉ではあるが、真に受けて舞い上がるほど若くも純粋でもないのでな」
「…と、このようにあやふやな言葉しか返ってこないから、まずは今後の予定を話して私の本気を分かってもらおうとしている時にお前が割り込んで来たんだ」
「その予定って言うのは、ベルセフォネーさんの侍女という名目で冥界に行くっていうあれ?」
「海は飽きたし地上や天界に惹かれるものは無い。冥界が一番私の肌に合いそうだ」
「その話、考え直してくれないかな」

 氷の女神が顔をしかめた途端に周囲の空気が明らかに冷たくなった。紫水晶を思わせる美しい瞳は彼女の纏う空気以上に冷たいが、流石は海界の皇子という事か、トリトンは怯みもしなければ引き下がる様子も見せなかった。
 この場で痴話喧嘩や別れ話や復縁話で騒ぎを起こしてくれるなよ、と内心で思いつつ、話の行方に少なからず好奇心を刺激された双子神が黙って様子を見ていると、ふたりが割り込んで来ないのを見てトリトンは真剣な顔で言葉を続けた。

「君を海皇の妃にする事は出来ないけど、海界の皇子の妃には出来る。冥妃の侍女なんて立場、君には似合わないよ。だからヘカーテ、もう一度考え直して、僕と…」
「お前との仲を終える時に私が言った言葉を覚えているか、トリトン?」
「………。『私はアンフィトリテほど寛容ではないし、ヘラ様ほど我慢強くは無い』…」
「その通り。私という恋人がいながら他の女に手を出した男を咎めないとか、赦せずに腹を立てながらも愛し続けるなんてご立派な芸当は私には無理だ。お前が浮気するたびに私が腹を立てて海を凍らせていたらポセイドンだけでなく海界の皆も良い迷惑だろう」
「ヘカーテ、…」
「そもそも」

 ヘカーテは残っていたカクテルを飲み干して空になったグラスを些か乱暴な所作で卓に置いた。グラスの中の氷は溶けるどころかドライアイスのごとく冷気を吹き出し続けている。
 美貌の女神は冷ややかな視線をトリトンの後ろに投げた。

「恋愛成就の疫病神同伴で終わった恋を取り戻しに来るなどと…何の冗談だ?私をからかいに来たのか?それとも私の新しい恋を妨害したいのか?」
「えっ?」

 驚いて振り返ったトリトンは、後ろに立っていた神にますます驚いて目を丸くした。
 太陽のように眩しい金色の髪に月桂樹の葉の冠を被り、幼さが残る顔を不機嫌そうに捻じ曲げた美少年…ゼウスの息子にしてアルテミスの双子の弟、弓術と音楽の神アポロンだ。
 その輝かしい肩書と容姿にそぐわず、彼の恋は悲恋に終わる事が多かった。恋焦がれる姉アルテミスは処女神、初恋の相手ダプネは彼の猛アプローチに辟易し て月桂樹に姿を変え、王女コロニスは心変わりし、乙女マルペッサは神ではなく人間を選び、寵童キュパリッソスは可愛がっていた鹿の後を追って糸杉になり… アポロンの失恋話は数え上げればきりがなく、『恋愛成就の疫病神』という有難くないあだ名まで付いてしまったのである。

「アポロン、どうしてここに!?」
「お前がヘカーテに復縁迫るって話してるのが聞こえたから、邪魔してやろうと思って」
「え…ええ!!??何でそんな事!」
「だってさ、ムカツクじゃん!せっかく口説き落としたキュレネに振られて僕がへこんでる時にハーデス伯父さんはベルセフォネーをゲットして結婚にこぎつけ たんだよ?何なのさ、傷心の僕の前で幸せオーラばらまいてくれちゃって。おまけに僕が…このアポロン様がだよ、アプローチしたのに『ガキに興味は無い』とか 言ってくれちゃったヘカーテはタナトスとヒュプノスを追っかけて冥界に行くとか言ってるし!この状況でお前の復縁まで成功させてたまるかってーの!僕の道 連れになって振られちゃえ!」
「………」

 余りの無茶苦茶な言い分にトリトンはただあんぐりと口を開けてまじまじとアポロンを見るばかり。
 最早アポロンに突っ込む気も起きないタナトスは笑いを噛み殺し、ヒュプノスは呆れ交じりの冷ややかな視線を向け、ヘカーテは盛大に溜息をついて立ち上がった。

「私まで失恋の道連れにされてはたまったものではないな。…タナトス殿、ヒュプノス殿。話は後ほど改めてという事で、失礼する」
「え?あ、ああ…畏まりました」
「あ、ヘカーテ、ちょ…」
「他の男を好きだって言ってる女の尻なんか追いかけ回すなよ、みっともない」
「お前が言うか!……」

 アポロンに抗議しかけたトリトンが立ち上がりかけた途端にぐらりと傾き、そのまま卓に突っ伏した。
 主君の婚礼にケチをつけられてはたまらないと思った眠りの神が全力で己の力を施したのだ、若造の海神などひとたまりもない。
 平和な寝息を立て始めたトリトンに一瞥を落としたアポロンが断りも無く椅子に座るなりタナトスに噛みついた。

「そう言えばタナトス、話が違うじゃんよ」
「いきなり何だ?」
「口説き落とした女の子に振られたくなかったらたっぷり餌をあげろって言ったじゃないか。言われたとおりにこれでもか!ってほどプレゼントあげて、可愛い息子も生まれて、息子にはとびっきりの環境で教育を受けさせたのに、キュレネは僕を振ったんだよ?どう言う事だよっ」
「はぁ?」
「ちょっと待てアポロン。タナトスがお前のキュレネに対する相談を受けたのはもう何年も前の話であろう。今になって何を言い出すのだ?」

 ヘカーテが席を外してトリトンは眠ってしまったので、双子神は砕けた口調でアポロンをなだめつつ、まぁまずは落ち着けとグラスになみなみと果実酒を注いで差し出した。
 …思春期で成長が止まっているような子供っぽいアポロンは、タナトスに何か通じ合うものを感じたらしく妙に彼に懐いていた。もう何年も前の事だが、失恋続きのアポロンが水のニ ンフ・キュレネに恋をした時に今回の恋は実るだろうかと不安になり、タナトスに相談した事があったのだ。面倒見がよく親分肌で、頼りにされると人一倍張り きるタナトスは、タルタロスに帰還した際に運命を司る妹神モイライにアポロンの恋の行方を尋ね、『黄金の馬車で彼女を誘い、リビアの北岸にある館で 愛を囁けば結ばれる』という情報を聞き出して来た。ついでに、恋した女性を口説き落とせても長続きしないアポロンの為に、『釣った魚でも餌をやらないと逃 げられるぞ。餌は十分にやるといい』とアドバイスまでしてやったのだが…。


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星矢部屋
総合目次
SS・2012時代
SS・神話時代
SS・蟹座達


 本筋という意味の本編は終わったので、今回と次回は趣味に走って行きます。まぁ色々と解説など。
 ヘカーテがベルセフォネーのウエディングドレスのデザインを出してくる話は突発的に思いつきました。『午睡』でヘカーテがラッコの絵を描いていたので、 ヘカーテは結構絵がうまいという設定をこっそり追加。あとは、アテナは戦いの無い時は女性らしい服装で機織りとかやってるそうなので、小ネタとして入れて みたり。
 んで、結婚式の冥界の柘榴ですが。ベルセフォネーが柘榴を食べるのを冥界の神々が見て見ぬ振りをしたのも結婚が成立した今となってはちょっとイイ感じの笑い話だから、皆で盛大に見て見ぬ振りをして柘榴を食べよう!という、ゼウスの洒落というか気のきいたジョークです。
 そして、以前のエピソードでチラッと存在を匂わせたトリトンもゲスト出演。当初の予定ではトリトンの登場予定は無く、アポロンが割り込んできて話が中断 する予定だったんですが。昔、手塚治虫の『海のトリトン』という漫画を見たなぁ、あれのラストはぐっとくるものだったなぁ、あの漫画ではポセイドンはラス ボスだったけど、ギリシア神話ではトリトンとポセイドンは親子なんだねー、しかもヘカーテの元彼なんだねー、とか思っているうちに、ちょっと彼にも出て来 てもらおうかな、と。原典の神話でのトリトンは父親譲りの好色らしいので、その要素もちょっとだけ入れてみました。
 そしてキャラ解説に項がありながらきちんとSSに登場した事の無かったアポロンも漸く登場です。『釣った魚に餌を云々』の話はどこかで使いたいと思って いたので、この流れなら自然に出せるぞと。アポロンの恋の遍歴とかは原典のギリシア神話とちょいちょい違いますが、当サイトのSSは神話を正確・忠実に紹 介するものではないので齟齬はスルー推奨であります。
 ちょうど、この話を書く傍らサイキの小説を投稿していたせいで、アポロンのキャラが当サイトのエミリオとかなり被ってしまいました。口調とかまんまエミ リオです(笑)。もともと、刹那とタナトスはキャラが被ってるなーと思っていたせいもあって、タナトス+アポロンの関係は刹那+エミリオみたいな感じで書 きやすかったです。タナトス始め夜の神々は基本的にゼウスに近しい神々に好印象を持っていないのですが、アレスとアポロンは例外的に仲良くしてる感じで す。
 ちなみにアポロンとキュレネの間に生まれた息子については次のエピソードで解説してます。