双子神2012・怪盗
EPISODE 1



 ヒュプノスはキーボードを叩く手を止め、書き綴った(と言う表現が適切かどうか分からないが)文章をじっくりと読み返した。少しばかり熱が入りすぎた気がする。どこをどう書き直すか悩んでいると、部屋の扉がノックされた。

「ヒュプノス、俺だが」
「開いてるぞ」

 短く答えて書きかけのテキストファイルを閉じた。

「捗っているか?」

 片手に何やら携えた兄が妙に楽しそうな顔をのぞかせた。
 その無邪気な笑顔に釣られるようにヒュプノスも柔らかく唇を綻ばせた。

「捗っていると言えば捗っているが…少々文章に熱が入りすぎた気がするのでな、修正しようと考えていたところだ」
「妻に宛てた恋文だ、熱などいくら入れても入りすぎと言うことは無かろうに」

 タナトスは微笑みながら見慣れない形のコップとポットを卓の上に並べ始めた。
 不思議そうな弟の目線はむしろ期待通りだったのだろう、兄は嬉々として茶器の説明を始めた。

「これはな、日本のティーセットだ。このコップはユノミ、このポットはキュウスと言う。この茶葉はギョクロという名前だ。紅茶とは淹れ方が違うそうだが、ちゃんとぼたんに教わってきたから心配は要らぬぞ。それと、これは日本では一般的な茶菓子だ」
「この菓子は…ヨウカンだったか?」
「ヨウカンはヨウカンでもミズヨウカンと言うらしい。同じものなのに季節によって呼び名が変わるとは、日本の文化とは面白いではないか。ところでこのギョクロという茶の淹れ方だがな…」

 聞きかじりの薀蓄を得意げに語りながら茶を準備する兄の姿に、ヒュプノスは柔らかな微笑みを浮かべた。
 タナトスと他愛もない雑談をしながら兄弟水入らずの時間を一緒に過ごすのは随分と久しぶりの気がして、大好きな兄を独り占めできることが嬉しかったのだ。
 だから。
 ティーセットの横に己の眠りの力を込めた芥子の花が一枝乗っていることにも、それが数日前タナトスに頼まれて用意したものだということにも気付いたものの、タナトスがその芥子の花を持ってきた理由など気にも留めなかった。
 …気に留めなかった自分を罵倒したいとヒュプノスが本気で思うのは、もう少し後の事…。





 事の発端は半月ほど前に遡る。
 タナトスからファンタジー小説を借りていたヒュプノスが続きを借りようと神殿を訪ねたが主の姿が見えない。ちなみに外出の予定などは聞いていない。
 …ここでヒュプノスは軽くイラッときた。
 ヒュプノスがタナトス神殿を訪れた時に兄がいないなど、聖戦をやっている時は全くと言っていいほどなかった。ヒュプノスが神殿を訪れた時にタナトスがお らず、しかも片割れの自分が兄の居場所を把握していないなど…そんなこと、聖戦が始まる前の神話の時代にも数えるほどしかなかった。
 なのに。
 聖戦が終わり、アテナと和解し、死神サミットに出席し、魔界統一トーナメントの観戦…いや、参加と言うべきか…を終えてから、こういうことが頻繁に起きるようになった。
 主な理由はタナトスの交友範囲と、それに伴った行動範囲が広がったことにある。
 アテナの聖闘士達に誘われては地上に行き、冥妃の転生体である龍神秋乃のご機嫌伺いをし、城戸財閥から資金提供を受ける代わりにアクセサリーのモデルの 仕事をこなし(最近ではデザイナーとの打ち合わせまでしているらしい)、ぼたんやコエンマにも会いに行き、ノリと成り行きで大統領になってしまったために魔 界の様子まで見てくる事もある。エリシオンにいたらいたでヘカーテと一緒にゾンビを狩るゲームに熱中していたり、イケロスやパンタソスまで誘ってネット ゲームなるものに興じていたり…無論、死の神としての職務もこなしているので、タナトスがヒュプノスと共に過ごす時間は聖戦終結前に比べてぐっと少なく なっていた。
 そんなタナトスの行動に文句を言う口実がないこともヒュプノスのイライラを増幅させていた。聖闘士達の様子を見ることも、資金提供を受けるための仕事を することも、冥妃のご機嫌伺いも、個人同盟を結んだコエンマやぼたんと交流することも、魔界の状況を確認することも、全て冥界にプラスになることばかり だ。少なくともマイナス要因では決してない。更にヘカーテと親密になることも、タナトスが妻を娶らないことを心配する姉妹達は大いに歓迎している。
 そんな諸々が、自他ともに認める『お兄ちゃん子』ヒュプノスにはすこぶる面白くない。兄と一緒に過ごせる時間が激減したことで弟神の不満は積もりに積もっていたのだった。
 一体何と言って兄の行動に苦言を呈そうかとタナトス神殿に居座って考えていると、兄がヘカーテを同伴して帰ってきた。ふたりの服装を見る限りどうやら一緒に地上に行っていたらしいと分かり、ヒュプノスの眉間の皺はますます深くなった。
 眠りの神の不機嫌の理由をヘカーテは敏感に察した様子で、『今日は楽しかった、ありがとう。また誘ってくれ』と言ってすっと部屋を辞した。新しく買って きたゲーム(例によってゾンビを倒すアレだ)を一緒に遊ぶつもりだったらしいタナトスは怪訝そうな顔で美貌の女神を見送り、弟神を振り返った。

「俺の不在中に何かあったのか、ヒュプノス?」
「…別に。遊びに行ったお前をわざわざ呼び出すようなことは何も無い」
「念のため言っておくがな、今回の地上行きの目的の半分は仕事だったぞ」
「ヘカーテ様をお連れする必要性がある仕事だったのか?」
「現在の冥界におけるヘカーテ様はハーデス様に次ぐ重要な存在だ。聖域、霊界、魔界…いずれの組織の要人とも会って頂いてまずいことはあるまい。女性同伴の方が交渉が捗ることも多々ある故な」
「………。魔界にまで行ってきたのか」

 タナトスの言い分に反論の余地はなく、ヒュプノスはますます苦虫を噛み潰したような顔で尋ねた。
 弟神があからさまに不機嫌オーラを発しているので、兄神はますます怪訝そうに口を開いた。

「『重要事案に関して判断を仰ぎたいから都合のつく時に来てくれ』と躯から呼ばれていたのでな。大統領になったからには最低限の責任を果たせと言ったのは お前ではないか。何をそんなに突っかかってくるのだ?気になるのなら一緒に来れば良かったではないか、ヘカーテ様とてお前が一緒では嫌だなどとはおっしゃる まい」
「………」

 ヒュプノスはぐっと詰まった。
 …魔界で大統領選抜トーナメントが開催されたのは死神サミットが終わってしばらくの頃。ゲスト観客として呼ばれた双子神はその場のノリと成り行きでトー ナメントに飛び入り参加し、案の定と言うべきか、負けず嫌いでお祭り騒ぎ大好きなタナトスは並み居る強豪の妖怪達を蹴散らし優勝してしまったのだ。
 妖怪達から冗談半分本気半分に『優勝したからには大統領になってもらわないと!』と言われたタナトスは、トーナメント三位になった元国王にして大統領経 験者である躯を副大統領に任命し、彼女に全権限を委譲した。つまり仕事を丸投げしたわけだが、変なところで真面目な躯は、重要な事案に関しては律儀に『大統 領』タナトスの指示を仰いでいるのである。
 そんな躯の姿勢や一本筋の通った彼女の性格をいたく気に入ったタナトスは、乞われれば都合をつけて魔界まで足を運んでいるのだ。彼の行動は魔界の様子見と霊界から魔界への牽制を兼ねていて、これまたヒュプノスがケチをつける隙はない。
 タナトスは変わらず『一体こいつは何がそんなに気に入らないのか』と言いたげな顔をしている。双子の兄弟なんだから言わずとも察しろ、妙に直感が鋭いく せにどうしてこんな時に限って鈍いのだこの馬鹿兄貴がと内心で理不尽に罵るヒュプノスの前に、ひょいと丸いシールが差し出された。

「何に腹を立てているのか知らんがこれで機嫌を直せ。霊界の土産で、霊界探偵七つ道具の一つ、目印留と言うのだそうだ。百枚入りだから半分お前にやるぞ」
「めじるしーる?」
「ぼたんの受け売りだが…これを貼った者の小宇宙を記憶して、シールを貼った本人か、その小宇宙をコピーした者にしか剥がせないという道具らしいぞ。つまりオネイロス達が誰かに姿を変えてもこのシールをうまく使えば変身を見抜けるというわけだな」

 ぼたんの受け売り?
 と言うことはこの馬鹿兄貴、魔界だけでなく霊界にも遊びに行っていたということか。ぼたんに会いに。
 そう思った瞬間、ヒュプノスの不満が限界を超えた。

「タナトスよ、少々行動が軽弾みすぎるのではないか?お前はハーデス様の側近であり同時に我が夜の一族の長兄なのだぞ」
「ん?」
「エリシオンにいればヘカーテ様の神殿に入り浸り、秋乃様に会いに地上に行き、ぼたんに会いに霊界に行き、躯に会いに魔界に行き…。お前の行動理由は全て女性か?妙な噂が立ったらどうするつもりだ。いくら何でも節操がなさすぎる、少しは自粛しろ!」
「は??」

 身に覚えのない悪戯で親に叱責される子供のように、タナトスはきょとんと目を丸くした。
 ヒュプノスとて自分の発言が言いがかりかイチャモンだという自覚はある。勢いに任せて文句を言ったものの、なんとなく後ろめたくて視線を逸らすと。

「………。女絡みの文句を言うとは、欲求不満であろうか…カタブツのコイツでは妻以外の女にホイホイと手は出せぬだろうしな…」

 独り言にしては大きい声で兄神が呟いた。
 聞こえてるぞ。
 何と言って抗議してやろうかと言葉を探していると、タナトスは弟の不機嫌の理由が分かってすっきりしたと言いたげな爽やかな笑顔で口を開いた。

「ヒュプノスよ、ちょうどよい機会だ。聖戦は終わってアテナとも和解したのだし、パシテアに連絡を取ってはどうだ?」
「え?何を突然…」
「愛妻と睦まじく暮らしていれば俺の行動などいちいち気になるまい。うん、それが良い。善は急げだ、早く連絡しろ」
「ちょ…ちょっと待て、タナトス。連絡しろと言ってもどうやってだ?天界に電話しろとでも言う気か?向こうにも都合があるだろうし、アポなし訪問する訳にもいくまい」

 何だか話の焦点がずれてきたなと思いつつ困惑気味に言い返すと、タナトスは思案顔になった。
 兄神が黙って何か考えているので、ヒュプノスも口を閉じてさっき言われた言葉を内心で反芻した。

(パシテアに連絡を取って、また一緒に暮らせば良い…か)

 ヒュプノスの愛妻、典雅の女神パシテア。
 大神ゼウスが天界に帰ったことや、パシテアの異母姉妹アテナと冥王ハーデスが戦を始めたこと…そんな事情がいくつか重なって、ヒュプノスは妻と離れて暮らしていた。聖戦が本格的に激化してからは連絡すら取っていない。
 妻への想いは決して色褪せてはいないが、彼女はどうだろうか。まだ自分を愛してくれているだろうか。それとも連絡すらよこさぬ夫のことなどさっさと忘れて他の誰かと暮らしているのだろうか…。
 そんなことを考えるともなく考えていると、携帯を握って満面の笑みを浮かべたタナトスに肩を叩かれた。

「ヒュプノスよ。今アテナに電話して聞いたのだがな、今は天界の神々ともパソコンや携帯のメールで連絡が取れるらしいぞ。すっかり便利な時代になったもの だな。…で、いきなりパシテアに直はまずいと思った故、アレスに俺のメールアドレスを連絡してもらうよう頼んだ。アレスから連絡が来たら、芋づる式にパシ テアのメールアドレスも手に入ろう。長らく無沙汰だったからな、いきなり電話はハードルが高いだろうがメールならちょうど良い。手紙のように届けに行く手 間もないしな!」
「え?」
「そうと決まればお前専用のパソコンも必要だな。…よし!ヒュプノスよ、地上にパソコンを買いに行くぞ!」
「は?今からか?」
「今でなければいつ行くのだ!さぁ、40秒で支度しろ!早くしないと店が閉まるぞ!」

 何だかどこかで聞いたことのある決め台詞だなと思いつつ、即断即決即実行の兄に急き立てられ、ヒュプノスは地上に行く準備を始めた。
 …そして。
 あれよあれよと言う間にヒュプノスの私室にはパソコンおよびネット環境が整えられ、気が付けばパソコンの前に座って『まずはワードなどのテキストファイ ルで文章を書いて十分に推敲してからメールにコピペすれば良い。ついでにデジカメで撮った写真も添付して近況報告もしたらどうだ?』というタナトスの得意 げなアドバイスを聞いていた。
 どうだと言われても、パソコン初心者のヒュプノスにはタナトスの発した単語の半分も理解できない。
 正直に兄神に告げると、タナトスは『この程度のことも知らぬのか』と言いながら、得意げに説明を始めた。誰かに頼りにされると人一倍張り切るタナトス は、優等生の弟に頼られるのが嬉しくてたまらないらしく、分からぬことは無いか困っていることは無いかとヒュプノスの様子を見に足繁く神殿を訪れた。
 結果、双子神が共に過ごす時間は以前と同じように戻ってきて、ふと気が付けば、ヒュプノスの心に燻っていた不満は綺麗に消えてなくなっていた。




 …タナトスの得意げな薀蓄を聞きながらの穏やかな日本式ティータイムは、後にして思えば『嵐の前の静けさ』だったのかもしれない。
 普段なら下書きをちょっと見せてみろ添削してやると絡んでくる兄神が、今日は何も言わずに茶器を片付け始めた。
 その行動を少しばかり不思議に思ったが、飽きっぽいタナトスの事だから自分に絡むのも飽きたのかもしれぬなどと、ヒュプノスは呑気な解釈をしてしまっ た。片付けたティーセットを持って立ち上がる兄の姿を視界の隅に捉えつつ、手紙の修正をしようとパソコンデスクに向かったその時。

「ヒュプノス」
「何だ?……」

 目を上げた瞬間、額に芥子の枝が触れた。
 タナトスに頼まれて己の眠りの力を込めた芥子の一枝、何に使うのか気にはなったが特に追及はしなかったそれ…。
 通常なら眠りを司る神ヒュプノスに己の眠りの力など通じない。しかし、何も警戒せず無防備な状態のところに、兄神の力で効果を増幅させた眠りの力を施されては話は別だ。
 不意に霞む視界の中で、タナトスが満面の笑みを浮かべるのが見えた。
 ああ、あの笑顔には見覚えがある。悪戯を画策している無邪気な子供のような、あの笑顔。
 あれは、確か……。





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星矢部屋
総合目次
SS・2012時代
SS・神話時代
SS・蟹座達


 今シリーズは、WEB拍手で頂いた「双子神のいちゃいちゃが見たいです」というメッセージがきっかけでできたSSです。私は男女カプでもほのぼのは書けてもいちゃいちゃは書けないorz性質なので、「子供時代の双子神の話でもいいですか?」とお返事したところ、「眠 りの神が遊びに夢中なお兄さんにあーんでケーキを一口食べさせたりとか、子供の時の話を回想して大人になった現在、あーんを再現してたり…」というお言葉 を頂き、そこからイメージを膨らませていきました。「どうしてこうなった」と突っ込まれる気満々ですが、ポイントは押さえていく所存!書いててすっごい楽 しいです。今回のSSは9割のコメディと1割のほのぼのでできています。
 サブタイの「怪盗」の根拠は3話目あたりで明かせるかな。
 この話の裏設定的な物とかやりたいこと色々。
 双子神の妹エリスは、日本の女子大生をやっていて、オタク文化に対する造詣が変に深いです。で、双子神(特にタナトス)はエリスの影響で名作アニメとかを色々鑑賞して、影響も受けてます。この第1話では「40秒で支度しな!」とか(笑)。
 魔界統一トーナメントでタナトスが優勝しちゃうエピはどうかなぁと思ったのですが、まぁ今後大きく話に関わることは(多分)無いだろうしいいかなー、 と。ちなみに準優勝はヒュプノスです(笑)。三位になる妖怪は別に躯でなくても黄泉でも煙鬼でも狐光でも良かったんですが、ヒュプノスが文句を言う口実つくりのために躯にしました。
 タナトスは珍し物好き新し物好きなのでパソコンとかネット環境とか早々に導入してます。ヒュプは「先端技術」より書物とか文化に興味がある感じ。
 そして今回は、贔屓してると言いながら出番の少ない夢の四神の出番を増やしてあげたい。オネイロスとモルペウスはヒュプノスに似て物静かで文化的なものが好き、イケロスとパンタソスはタナトスに似て明るく活発で享楽的というイメージです。
 ヘカーテは、「対価」の話の後にタナトスと一緒に地上に行って、すっかり地上がお気に入りになり、時々タナトスに頼んでは一緒に地上に行っています。バイオハザードとかネットゲームとか、タナトス・イケロス・パンタソスと一緒にワイワイ楽しんでやってそう。
 今まで散々「タナトスが大好きなお兄ちゃん子ヒュプ」を書いてきて、このSSもそれを強調するような話運びになる予定なんですが、今回は「じゃあタナトスはヒュプノスをどう思ってるのか?」を明かすような要素を入れたいと思っています。

 ちなみに、初めてメッセージをいただいた時に勢いで書いたSSS。

 死=タナトス  眠=ヒュプノス

眠 「タナトスよ、ソラのところに『双子神のいちゃいちゃが見たいです』とメッセージが届いたらしいぞ」
死 「ソラ?(思案顔)…ああ、人間の歴史書に記載されていない我々のエピソードをせっせと書いている人間か。あのような拙い文章にメッセージを送るとは物好きな人間もいたものだ。で、それがどうかしたのか」
眠 「『あの二柱がいちゃいちゃする話などあっただろうか』と悩んでいるようなのでな、何かあれば夢という形で伝えてやろうかと思ったのだが」
死 「(複雑顔)…ヒュプノスよ、俺は日本語に詳しくないのだが、『いちゃいちゃ』とは恋人同士が睦まじくする様を表現する言葉ではないのか」
眠 「私もそのように認識していた」
死 「俺とお前は兄弟であろう。いくら仲が良くても『いちゃいちゃ』という言葉で表現されるような出来事はないと思うが」
眠 「私もそう思ったのだがな、日本人の認識する『いちゃいちゃ』がどんなものか知らずに断言はできぬと思って資料を探して来たのだ(マンガ本を差し出す)」
死 「『らんま1/2』?」
眠 「ここの…このシーンが日本人の考える『典型的ないちゃいちゃ』らしい」
死 「『ははは、待て待てー』『捕まえてごらんなさーい』と追いかけっこをして、玩具の馬に乗り、一つの飲み物を二人で分ける…」
眠 「細かい部分は違うが、我々も幼い頃は似たような言葉を言いながら追いかけっこをしたり、玩具の馬ではないがワイバーンやケルベロスに乗って遊び、菓子や飲み物を分けていたであろう?」
死 「ふむ。確かに言われてみれば幼い頃の我々は『いちゃいちゃしていた』と言えるやもしれぬ」
眠 「というわけでタナトスよ、あの人間に神託を与えてやるやらぬは別にして久々に昔話などどうだ?」
死 「…悪くないと思うぞ」

らんまのデートシーンは結構うろ覚えです。
そして人間の文化を色々誤解してる天然神様。