| パチパチパチパチ。 ハーデスの挨拶に女性達が拍手すると、ハーデスはますます顔を赤くして一歩前に出でて龍神秋乃に手を差し伸べた。 「ではお嬢様、お手をどうぞ。お席にご案内いたします」 「あらっ。エスコートまでしてくれるの?」 秋乃が嬉しそうに手を伸ばすと、ハーデスはその手をぎゅっと握った。仮の肉体である月桂樹の身長は秋乃より頭ふたつ分ほど低いので腕を貸す事は出来ず、 何だか小さな弟がお姉さんと手を繋いでいるような絵になっている。続いてタナトスが星華の手を恭しく取り、ヒュプノスがぼたんを、ミーノスがヘカーテを、 アイアコスがエリスを、最後にラダマンティスが沙織をエスコートしてそれぞれ椅子を引いた。 顔が映るとまずい女性達の顔が映っていないか星矢が確認しつつネットの中継画面を見ると、『わー微笑ましいw』『スペシャルゲスト可愛い』『猫耳!猫 耳!』というコメントがひとしきり流れ、タナトスやヒュプノスにカメラが向けられると『タナトス様!タナトス様!』『応募したのに落選したよ…orz』 『当選確率マジで万が一だったらしいな』『あの翼はどうやって立体化してるんだ?』『神様、今日も素敵です…』というコメントが流れた。 …女性達が椅子に腰を下ろすと、タナトスはベストのポケットに手を入れてスッとメニューを取り出し(無論と言うべきか、ベストのポケットには絶対に入ら ない大きさだ)、扇のようにバラリと広げた。例によって神様パワーで出しているのだろうが、大袈裟な仕草と相まって種と仕掛けのある手品に見えるのはうまいなと星矢は思った。 一度広げたメニューを扇を閉じるように纏めたタナトスは恭しく星華に差し出した。 「本日はクリスマス限定メニューとなっております。ケーキは『ホワイトクリスマス』『サンタクロース』『執事のプレゼント』の三種類よりお選びください。 コーヒーを御所望の場合はミルクで、ココアを御所望の場合はチョコレートシロップでご希望の絵をお描き致します。それ以外の飲み物を御所望の場合は相応 に」 「あ…ありがとうございます。…あら?」 頬を染めてメニューを受け取った星華は怪訝そうな顔になった。渡された紙は色紙ほどの厚さがあるが、一枚しかない。確かにさっき、タナトスは数枚の紙を出したはずだが…。 その反応にタナトスは得意気に微笑んでわざとらしく指をパチンと鳴らした。それを合図にヒュプノスとハーデスと三巨頭がベストの内側に手を入れる と、涼しい顔でメニューの色紙を取り出して自分の担当の女性に差し出した。『特技は手品』というタナトスのキャラ設定を生かしたなかなか面白い演出だ。 女性達がそれぞれ希望のケーキと飲み物を頼むと、夢の四神が心得た様子で一旦下がった。 執事役の神々と三巨頭が給仕するんじゃなかったのか?と皆が怪訝そうな顔をしていると(ネット上の動画にも『執事仕事しろw』とコメントが流れた)、メ ニューを回収したタナトスが胸ポケットからハンカチを取り出し、芝居がかった仕草で色紙に被せると、皆の注目をたっぷり集めてからさっとハンカチを取った。 …メニューの色紙はカードゲーム『UNO』の箱に変わっていた。 皆の拍手に満足そうに微笑んだタナトスは、カメラにUNOの箱を見せるようにしながら口を開いた。 「お嬢様方がケーキと飲み物を召し上がっている間、実況を見ている方は退屈でしょうからね。同時進行でカードゲームをさせて頂きます」 「ちょっと兄貴、ケーキ食べながらカード出したり引いたりしろって言うの?」 「お嬢様方は指示を出すだけで結構。カードのやり取りは担当執事が致します。ゲームは二回行い、点数によって順位を決定します。勝者のお嬢様二人には担当執事より頬にキスの賞品を、敗者のお嬢様二人にはちょっとした罰ゲームをご用意しております」 「賞品は魅力的だけど、罰ゲームって何なのか気になるねぇ」 「ふふ、面白いじゃないか。要するに勝てばいいんだろう?」 「UNOは運だけじゃなくて駆け引きの要素もあるからなぁ…」 「どうしましょう、ケーキより罰ゲームの方が気になってきましたわ」 「わ…私、駆け引きって苦手なんですけど…」 「お嬢様が判断に迷ったら執事にお任せと言う指示でも結構ですよ。…では、簡単にルールと勝利条件を説明致します」 タナトスがUNOの基本ルールを説明し、今回のゲームにおける勝敗条件は『手札を最初に無くした者が勝利、勝利者が出た時点で残りのメンバーは手札の点数を計算し、一番点数の悪い者が敗者となる』と説明した。 ゲームに関する説明が終わると、説明終了を待っていたらしい夢の四神がケーキと飲み物のポットをワゴンに乗せてぞろぞろと部屋に入って来た。オネイロス、パンタソス、イケロスは『執事』ふたりの間にそれぞれワゴンを置き、モルペウスはハーデスの為に踏み台を持ってきた。 ハーデス…月桂樹は用意された踏み台に上ると(ネットの中継動画に『可愛いなぁ』『悔しいけど和むw』とコメントが流れた)、傍らのワゴンから真っ白いモンブランのようなケーキを取って丁寧に秋乃の前に置いた。 「ホワイトクリスマスでございます」 「うふふ、ありがとう」 「お嬢様、コーヒーにミルクでお絵描きを致します。何を描きましょう?」 「じゃあ犬を描いて下さい。可愛い犬じゃなくて、大きくて怖い犬がいいな」 「畏まりました」 ハーデスは難儀そうにコーヒーポットを持ち上げてカップにコーヒーを注ぐと、温めたミルクを慎重に注いで真剣この上ない顔で犬を描き始めた。 …描きあがった『大きくて怖い犬』はなんだかウナギ犬のようだったが、ハーデスは満足げに胸を張ってカップを差し出した。 「地獄の番犬ケルベロスでございます!」 「あらっ…高級ドッグフードの缶詰をあげたら見逃してくれそうなケルベロスね」 「あー…あはは」 ハーデスが頬を染めて冥妃と話をしている間に、タナトスはヒマワリを、ヒュプノスは四つ葉のクローバーを、アイアコスは抽象画を(リクエストされた物を 書こうとして失敗したらしい)、ミーノスはイケてるへのへのもへじ(ヘカーテがリクエストした途端に盛大に突っ込みコメントが流れた)を描き、ラダマン ティスは無難に砂糖とミルクを入れて紅茶をかき混ぜていた。 ケーキの紹介と飲み物へのお絵描きが終わると、夢の四神が『執事用』の椅子を運んできてゲストの女性の隣に置いた。 タナトスはUNOの箱を開けてカードを取り出し、いかにもマジシャン風の大袈裟な仕草でカードを切って皆に手札を配り、残りをもう一度切ってからテーブルの真ん中に置いた。 銀の神は勿体付けた所作で山札の一番上のカードをひっくり返した。 「青の5ですね。では主催である城戸様から時計回りで行きましょうか」 「…ええと、この場合は青いカードか5のカードを出せばいいのね」 担当執事役のラダマンティスが手に広げたカードを眺めた沙織は、紅茶のカップを優雅にソーサーに戻して1枚のカードを指した。 「じゃあ、これ」 「畏まりました」 青の5のカードの上に青の7が出された。 沙織の隣に座っていたヘカーテがケーキを刺したフォークでミーノスの手にあるカードを指すと、ミーノスが黄色の7を場に出した。 ………… テーブルの真ん中に置かれた山札はかなり減ってきて、ゲームはなかなか熱い駆け引きが行われていた。 参加者達の手札が映されているネットの生中継を見ながら、星矢はそっと瞬と一輝に囁いた。 「これってさ、ガチの勝負なのかな?それとも神様パワーでイカサマしてんのかな?」 「どうだろ。全部のコンビに神様がいるから、やろうと思えば結果はいくらでも操作できるだろうけど…」 「勝者への賞品はともかく敗者には罰ゲームがあるんだろう?冥妃やヘカーテを敗者にするとは思えないが」 「その罰ゲームが『ミニスカサンタのコスプレ』とかだったら、エリスとかヘカーテさんはむしろ進んで負けそうだけどな」 「あ、なるほど」 星矢の予想に瞬が納得して頷いた時、カードを出したエリスがニヤリと笑った。 「ウノ!」 その言葉に、テーブルについたゲスト達は焦ったりムッとしたり微かに微笑んだり戸惑ったりした。 エリスの担当執事アイアコスの手に残ったカードは一枚。エリスの『ウノ』発言は、彼女が勝利にリーチをかけたと言う宣言だ。 ゲストの女性達が今までの倍ほど時間をかけて手札を選んで場に出し、エリスの隣に座っているぼたんの番が来た。つまりエリスの勝利を阻止する役目は彼女 に託されたことになる。ぼたんは担当執事のヒュプノスが持っているカード二枚を穴のあくほど睨んでやけくそのような勢いで片方を指した。 「えーい、女は度胸と思いきりだぁ!こっちで勝負っ!」 「畏まりました、お嬢様」 そつの無い笑みを浮かべたまま、ヒュプノスは赤の4のカードを場に出した。 出されたカードをわざとらしい無表情で眺めて散々勿体ぶってから、エリスはアイアコスの手からカードを取って。 「あっがりぃ〜!」 勝利宣言とともに緑の4のカードを場に出した。 それを見たぼたんがテーブルに突っ伏した。 「あああああああ、負けたぁぁぁ〜〜〜!もう片方を出しておけば阻止できたのにぃぃぃぃ〜〜!」 「オーッホッホッホ!!ありがとねぇ〜〜〜」 エリスが高笑いして、ヘカーテはあからさまに舌打ちし、沙織は微かに微笑んだまま、秋乃と星華は残念そうな顔になった。 皆を見回したタナトスは営業用スマイルを浮かべたまま口を開いた。 「勝者が決定しましたので、それ以外の方の点数を計算します。結果は後ほど発表しますので、残った手札は他の方には見せないようにお願いします」 …夢の四神がエリス以外のメンバーの手札を記録し終わると、タナトスがカードを伏せたまま回収して優雅な仕草でカードを切り二回戦の準備を始めた。 どうやら『勝者への賞品』は二回戦目が終わってかららしい。 一回戦の時よりも真剣な眼でカードを見ている女性達を見ながら星矢は瞬と一輝に囁いた。 「おいおいエリスが勝っちまったぞ」 「やっぱりガチ勝負だったのかな」 「分からんぞ。エリス以外のメンバーの手札は終盤から映してなかったから、意図的に操作されたのは敗者の方かもしれん」 「え、でも残ったカードの枚数は分かるぜ?」 「星矢、ルール説明を聞いてなかったの?カードに書かれた数字が点数になるから残った手札の枚数はアテにならないんだよ。ついでに特殊なカードは段違いに点数が高いんだ」 「え、そうなのか。じゃあ操作されたのは罰ゲームをやることになる敗者の方か?」 「しかし、敗者を意図的に決める必要がある罰ゲームとは何だ?」 「タナトス様がちょいちょい手品っぽい事やってるのは気になるんだけどねぇ…」 聖闘士達が小声で話をしつつ画像のチェックはきちんとしつつゲームは進み、星華の手札が残り一枚でリーチと言う状況になっていた。星華の隣に座った 秋乃の手札は二枚、他四人の手札はまだ数枚残っていて、秋乃以外の参加者がここから逆転勝利するのは難しそうだ。現在場に出ているカードは黄色の7。 ヘカーテは自分の手札を眺め、緊張で手が震えている星華と、星華の隣で真剣な顔をしている秋乃をちらりと見て、ニヤリと笑った。 「私が勝利するのはもう不可能そうだし、ここはひとつ引っ掻き回しに行ってやるかな。ミーノス、このカードだ」 「畏まりましたお嬢様」 ミーノスは意味深な笑みを浮かべて恭しく指示されたカードを場に出した。 …スキップカード。 ヘカーテの次に手札を出す者、つまり星華の順番を飛ばして秋乃に手番が移るカードだ。 秋乃は月桂樹の手にある二枚のカードを見て、何だかホッとしているように見える星華を見て、少し考えてから片方を指した。 「じゃあ私も賭けに出ようかな。このカードで行きましょ」 「畏まりましたお嬢様。…ウノ!」 リーチの宣言と共に秋乃・ハーデスコンビが出したカードはリバースカード。 手札を出す順番をそれまでとは反対にするカードだ。カードのルールによって、一度順番を飛ばされた星華にまた手札を出す順番が回ったことになる。 出されたカードを見た星華は困った顔で『担当執事』のタナトスを見た。 タナトスは微かに苦笑して、山札に手を伸ばした。 どうやら星華は、現在場にあるカードの色と数字では上がれなかったらしい。なのでヘカーテによって順番が飛ばされたのは(一周する間に上がれる色かカー ドに変わっているかもしれないから)ある意味幸運だったのだが、秋乃によって手番を戻されてしまってリーチが解除された状況になってしまったわけだ。 …山札から一枚カードを引いたタナトスは、『ウノ』という宣言とともに黄色の9を場に出した。 再度順番の回ってきたヘカーテは、妖艶な笑みを浮かべて黄色のリバースを出した。またしても手番が(黄色の札ではあがれない)星華に移った。 「何か、私達蚊帳の外状態だね」 「ここからの逆転はもう諦めたわ。お二人さん頑張ってー」 「敗者にならない事を願うばかりですわね」 手番が回って来ないエリスとぼたんと沙織はすっかり観戦モードだ。 山札から一枚引いたタナトスは、微かな笑みを浮かべて星華に見せた。引かれたカードを見た星華が何とも困った顔になった。 「どうします?このカードで賭けに出ますか?それとも、無難なカードが出るまで引いてみますか?」 「んんん…。………。かっ、賭けます!女は度胸と思い切りだって、さっきぼたんさんが言ってましたし!」 「私、さっきそう宣言して賭けに出して負けたんだけどねぇ」 「…………」 ぼたんの冷静な突っ込みに星華は一瞬うぐっと詰まったが、ぶるぶるっと首を振ってタナトスが引いたカードを場に出した。 ワイルドカード。 場に出す手札の色を指定できるカードだ。秋乃が持っているカードと同じ色を指定すれば秋乃の勝利、違う色を指定すれば勝負続行だ。単純に考えれば75%の確率で勝負続行になる。 「色は…ええと、そうね…今日はクリスマスだから、赤か緑か…どっちがいいと思います?」 「何だかカップラーメンの話題みたいですね。大晦日が近いから蕎麦繋がりで緑にするか…でも俺は赤いきつねの方が好きですが」 「タナトス、ボケは良いから勿体ぶらずに早く色を決めろ」 「…では、間を取って青で」 「分かりました。じゃあ青でっ!」 どことどこの間を取って青なんだよ!とその場の皆からも動画のコメントでも突っ込みが入ったが、限界を超えた緊張で目が渦巻きになっている星華はそこまで考える余裕が無かったらしい。タナトスに言われるまま手札の色を指定した。 …星華の宣言から一呼吸おいて、月桂樹は恭しくお辞儀して手にしたカードを場に出した。 青の2。 出されたカードを見た皆から溜息や笑みが漏れて、星華はしょんぼりとうなだれた。 「ああー…赤か緑にしておけばよかったぁ…」 「申し訳ありません、お嬢様。俺が間を取らなければ…」 「えっ!?いえいえいえいえいえ、タナトスさんが謝る事じゃ、全然、ないですよ!うん、そう、色々あったけど面白かったですし!」 「最後の勝負は熱かったねぇ」 「ところでタナトス、赤と緑の間をどうとったら青になるんだ?」 「油揚げの入った蕎麦に『紺のきつねそば』と言うのがあったので」 「うわ、何か妙に納得出来ちゃうところが悔しい理屈」 エリスの呟きが放送されると、『確かに妙に納得だw』『執事GJ』『カップ麺なんて食べてんのか神様w』とコメントが流れた。 夢の四神が他の参加者の手札を調べ始めると、タナトスが爽やかな営業用スマイルを浮かべて立ち上がった。 「では、勝者となったお嬢様二人に担当執事からプレゼントを」 タナトスの言葉に、月桂樹…ハーデスは頬を赤くしながら椅子から降りて踏み台に上ると、最愛の妃の頬にそっと口付けた。 パチパチパチ…。 席に着いた皆と夢の四神、聖闘士達が拍手すると、秋乃は柔らかな笑みを月桂樹に向けた。 「うふふ、ありがとう。とっても嬉しいわ」 「ど、どういたしまして…」 ハーデスは猫耳をぴるぴるさせながら照れ臭そうに微笑んでもじもじと椅子に座りなおした。 ………。 皆の注目を集めたアイアコスが、意外そうな顔でタナトスを見遣った。 「??何ですか?」 「何ですかじゃないだろう。賞品授与だ賞品授与!」 「えっ?マジでキスしなくちゃいけないんですか?」 「………。お前、ルール説明を聞いていなかったのか」 「いやだって、このお嬢様はタナトス様ヒュプノス様の妹さんだし、畏れ多いかなーって」 「全く、欠片も、これっぽっちも、畏れ多くないからさっさとしろ。時間が押してる!」 仲間同士では猫かぶりを(意図的に)やめた素の口調でタナトスが命令すると、アイアコスは渋々椅子から立ち上がってエリスにキスしようとしたが。 エリスがわざとらしく目を閉じて唇を突き出しているのを見て凄まじく嫌そうな顔になった。 「ほっぺにちゅーだって言ったでしょうが、お嬢様!」 言うなりエリスの顔を押さえて無理矢理ガキッと横を向かせると、ちゅうぅぅぅぅぅぅぅーーと頬に口付けた。 ふー。 盛大な溜息とともに『賞品授与』を終えたアイアコスが服の袖でごしごしと唇を拭くと、タナトスがおざなりに拍手して(他の皆はそれなりに真面目に拍手した)事務的に口を開いた。 「賞品授与が終わりましたのでサクサク行きましょう。では次」 「ちょ、兄貴、事務的過ぎじゃないの?」 「時間が押してると言っただろうが。一々突っ込むなこの愚妹。ボケてる時間がもったいない!」 「次は何をするんですか?」 エリスの言葉を一刀両断にしたタナトスは、龍神秋乃の言葉には人当たりの良い笑みを浮かべて答えた。 「死の神タナトスのマジックショーでございます、お嬢様」 |
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一応イベント的にはメインのはずですが、SSがどこまでも伸びそうな気がして早回しでお送りした執事喫茶パートです。ケーキや飲み物の給仕よりカードゲー
ムに重きを置いた展開になった気がしますが、読んで下さった方はすぐ気付かれたと思いますが、ゲームの勝敗で肝になってるのは勝者では無く敗者の方です。 で、ゲームの勝敗を神様パワーで操作してるか否か?ですが…してます(笑)。二回のゲームのうち一回は秋乃が勝利するように、そして敗者となって罰ゲー ムを受けることになる二人も操作しています。敗者二人が誰なのかは9話目辺りで明かします。ちなみに一回目にエリスが勝利したのは偶然です。 それから7話目で描き忘れたのですが、「エリス、秋乃、星華の顔が動画に移るとまずい理由」は「この三人は一般人として地上で生活してるから」です。地 上(人間界)には仕事か遊びでたまに来るだけのぼたんやヘカーテは顔見せOKで、沙織は芸能人レベルで顔出ししてるから隠す必要無し、というわけです。ヘ カーテは髪を結って眼鏡をかけてある意味変装状態ですし。 あと、作中で描けなかったのですが、『サンタクロース』と言うケーキはイチゴがたくさんのったショートケーキ、『執事のプレゼント』はケーキが巾着(茶巾包み)になっていて、中身が何かはプレゼントの包みを開けてのお楽しみ…というケーキだったんだと思います。 エリス担当をアイコさんにしたのは、二人に歯に衣着せない漫才的な会話をしてもらいたかったから、ヘカーテ担当をミーノスにしたのはドS同士の会話をしてもらいたかったからなんですが機会がありませんでした。残念。 ちなみにUNOをやってる時の席順はこんな感じです。→沙織・ヘカーテ・星華・秋乃・ぼたん・エリス。UNOの基本ルールに関してはWikiのUNOのページなどをご覧ください。さて、次から漸くタナトス様のマジックショー開始だ! |